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<センター試験>パトカーで会場の4人、無事受験 北海道

1/13(土) 22:11配信

毎日新聞

 13日午前8時ごろ、北海道白老町竹浦のJR室蘭線踏切で、札幌発函館行き特急スーパー北斗4号と乗用車の接触事故があり、同線で一時運転を見合わせた。事故の連絡を受けた二つの警察署が周辺の駅に署員を派遣、足止めされていたセンター試験の受験生計4人を2台のパトカーで試験会場へ送り届けた。緊急走行はしていない。4人は無事受験できたという。

 道警本部は毎年センター試験前に各署に受験生への配慮を呼びかけているという。これまで実際にパトカーで運んだケースがあったかは「把握していない」としている。

 道警やJR北海道によると、接触事故で室蘭線は運転を一時見合わせ、萩野駅(白老町)にいた3人と登別駅(登別市)にいた1人の受験生計4人が足止めされた。

 JR側は代行輸送のタクシーを手配。一方、JRに問い合わせ、萩野駅に受験生3人がいることを知った苫小牧署員が同駅に急行。間に合わなくなると判断してパトカーに乗せ、受験する地理歴史・公民の開始15分前に会場に到着した。3人は手続きなどのため別室で4分遅れの受験となった。

 登別駅に急行した室蘭署の派出所員は、ホームで受験生がいないか声をかけ、1人を発見。パトカーで送り届け、受験生は開始時刻に間に合った。

 道警通信指令課によると、列車事故など不測の事態に巻き込まれた人について、緊急性がある場合に限り、受験生に限らずパトカーで送るなどの対応をしている。センター試験前日の12日も各署へ受験生に配慮するよう改めて通知していた。苫小牧署幹部は「受験生の努力がふいにならず、ひとまず安心した」と胸をなで下ろした。

 一方、接触事故によるけが人はなく、乗用車の運転者は「雪でスリップした」と話しているという。【野原寛史、真貝恒平】

最終更新:1/14(日) 4:06
毎日新聞