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IoTでサバ安定養殖 小浜市など経験と勘をマニュアル化

1/14(日) 7:55配信

産経新聞

 京都までサバを運んだ「鯖(さば)街道」の起点だった小浜市が力を入れているサバ養殖事業で、さまざまな機器をネットで結ぶ「モノのインターネット(IoT)」の技術が導入される。養殖いけすの水温や酸素濃度などを測定してデータ化。技術をマニュアル化し生産量の拡大につなげたいとしている。

 同市と県立大、通信大手の「KDDI」(東京)など産学官が連携した「『鯖、復活』養殖効率化プロジェクト」。「新鮮で刺し身でも食べられる」とPRしているサバの養殖は2年前から同市田烏の漁港沖で始まり、現在は9基のいけすを使用している。

 養殖いけすに1時間に1回測定可能な装置を設置し、水温と酸素濃度、塩分濃度をモバイル回線でサーバーに送信。担当漁師が餌の量や時間、場所などを情報端末に入力し、経験と勘に頼っていた養殖技術をデータ化。関係者で情報を共有し、技術伝承による人材育成にもつなげる。

 同プロジェクトはIoT技術を推進する総務省の事業に採択され、補助金1600万円を受ける。

 松崎晃治市長は「生産力を高め、早く大きく成長させるためIoT技術を活用する。データに基づく飼育技術が確立し、安定した養殖が行われることを期待する」と話した。

 同市によると、平成28年度は約800匹を出荷し、今年度は約8千匹を養殖し約4千匹を出荷する予定。将来は2万匹の養殖を目指している。

最終更新:1/14(日) 7:55
産経新聞