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ソフトバンク・松田と柳田がグアムで“師匠対決” 後継者育成に本気な常勝軍団

1/13(土) 15:00配信

サンケイスポーツ

 【球界ここだけの話】

 グアムで、ソフトバンク・松田宣浩内野手(34)と柳田悠岐外野手(29)が自主トレを行っている。同じ場所で一部同じメニューをこなすが、別のチームだ。本塁打数など互いに「負けたくない」と競う2人。チーム内の競争は「個」にとどまらない。

 5日に福岡空港から出発した柳田は同行する6年目の真砂勇介外野手(23)のことばかり、語った。「一緒に1軍で戦いたいし、今年は教えます」。翌6日にグアムへ向かった松田は「古沢を1軍に。お立ち台に立たせてやりたい」と言葉に力を込め、4年目の古沢勝吾内野手(21)をアピール。前日の柳田の発言を知ってのもの。“師匠対決”に不敵な笑みを添えた。

 ある程度の実績を積むまで球団施設での練習を義務づけるチームもある中、ソフトバンクの旅立ちは早い。ほとんど1軍経験のない若手が球団の目を離れ、先輩の元へ。よしあしはある。ただ、トップ選手との練習でモチベーションと危機感が植え付けられることは確か。逆に、連れ出す主力の責任は重い。

 真砂は今回、右肩のリハビリ中で本来はトレーナー預かりだ。「本当はグアムもダメだったけど、なんとかお願いしました」。許可は、球団の柳田に対する信頼の表れ。真砂自身はもちろん、柳田も“失敗”は許されないわけだ。

 ほかに、昨季は上林誠知外野手(22)が参加した内川聖一内野手(35)の宮崎・日向で行われる自主トレに3年目の茶谷健太内野手(19)が加わった。沖縄・宮古島の中村晃外野手(28)は育成の幸山一大外野手(21)から入門を頼まれた。

 自主トレ費用も全額を先輩がまかなう場合や、何割かは自己負担させて自主性を持たせるパターン。練習方法や考え方はさまざまだが、それぞれが後輩に収穫を残そうと必死だ。「松田組」と「柳田組」は同じ場所に宿泊しつつ、食事は“チーム別”が多い。合同練習で刺激し合う半面、師弟の時間を確保する。主力が後継者の育成にも本気な常勝軍団。今季の出世頭は何組だろうか。(安藤理)