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今季もケガに苦しんだ武藤嘉紀、ゴール量産への2つのカギ【海外日本人後半戦展望】

1/13(土) 15:13配信

GOAL

10月以降に無得点の前半戦は文字通りの尻すぼみ

武藤嘉紀(マインツ)
前半戦の結果:13試合出場(先発11)・3得点・2アシスト
チーム内の序列:FWのレギュラークラス
前半戦採点:55点。負傷離脱もあり、及第点には至らない
後半戦の目標:ゴールラッシュでチームの残留に貢献する
文=遠藤孝輔

【動画】地元メディアも武藤嘉紀のゴールに賛辞「偉大な個人技」「強引に決めてみせた」

マインツ加入3シーズン目の武藤嘉紀が開幕前に期待されたのは、ケルンに移籍したジョン・コルドバに代わる前線の牽引車となることだ。ケガに泣かされた過去2シーズンを上回るパフォーマンスを期し、本人もゴールの増加に並々ならぬ意欲を示していた。

その目標達成に向けた“第一関門”は突破した。昨夏に加入したボスニア・ヘルツェゴビナ代表のFWケナン・コドロとのレギュラー争いに勝ち、1トップの定位置を掴んだのだ。ブンデスリーガの開幕スタメンに自身初めて名を連ねると、国内リーグで順調に得点を重ねる。しかも、その全てがビューティフルゴール。第3節レヴァークーゼン戦での左足のダイレクトボレーは「マインツ日本人の空手キック」(ビルト紙)と話題を呼び、第5節ホッフェンハイム戦では鮮やかな3人抜きゴールで度肝を抜いた。そして、第7節ヴォルフスブルク戦では技ありのヘディングシュートで貴重な同点弾を記録している。

LSKハンザ(4部)を3-1で下したDFBポカール1回戦を含めれば、公式戦8試合で5ゴールと上々のスタート。風邪でコンディションを崩した時期(第4節のバイエルン戦で先発落ちした要因だ)がありながら、新たな得点源としての地歩を着実に固めていった。

豊富な運動量を活かした前線での守備も特筆に値した。かつてマインツに所属した岡崎慎司を想起させるハードワークを怠らず、ボールを奪いきれなくてもパスコースを限定するなど、ファーストディフェンダーの役割を全う。身体を張ったポストワークをこなしてから、瞬時の動き直しでライン裏に飛び出すプレーなども光り、就任1年目のザンドロ・シュヴァルツ監督からは「全幅の信頼を寄せている」と称賛された。

だが、突如としてゴールから見放される。10月以降の公式戦12試合(うち4試合は腰のケガで欠場)で1得点も挙げられなかったのだ。チームに良質なパサーが少ない事情を考慮したとしても、限られたチャンスをモノにするのがスモールクラブのエースに課された宿命だ。本人も前半戦の結果に満足していない以上、及第点以上はつけられない。

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最終更新:1/13(土) 15:13
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