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リタイア続出、過酷な2018年ダカールラリー。計13度制覇のペテランセル「”パリダカ”時代を思い出す」

1/13(土) 16:20配信

motorsport.com 日本版

 ダカールラリー2018の6日目を終えて、4輪部門のトップに立っているステファン・ペテランセル(プジョー)は、ダカールラリーが南米に移ってから今年が最も難易度が高く、アフリカ大陸を走行していた時代の精神を受け継いでいると語った。

WRC王者も大自然には敵わず。砂丘に突如現れた”穴”にハマったローブのマシン

 パリダカという愛称の通り、フランス・パリを出発し、セネガルの首都であるダカールまでの約1万2000kmを走破する”世界一過酷なモータースポーツ競技”として知られたダカールラリーは、治安の悪化などを理由にやむなく開催地を変更。2009年からは南米で開催されている。

 1988年に初めてダカールの2輪部門に参戦したペテランセルは、その魅力に取り憑かれ1998年までに6度の優勝を果たした。手首の怪我が元で4輪に転向すると、2004年に4輪初優勝を挙げた。

 昨年の優勝で合計13度目のダカール制覇を成し遂げたペテランセルは、2018年も強さを見せつけ、前半戦の締めくくりとなる6日目を終えた時点でチームメイトのカルロス・サインツに27分差をつけ首位に立っている。

 6日間の戦いの中では、セバスチャン・ローブやシリル・デスプレ(ともにプジョー)、MINIのミッコ・ヒルボネンやナニ・ローマといった有力者が次々と脱落。また、トヨタのナサール・アル-アティヤとジニール・デ・ヴィリエといったダカール優勝経験のあるドライバーもペテランセルから1時間以上遅れている状態だ。

 絶え間なく続く砂丘のステージが序盤からの消耗戦を招いているが、ペテランセルは自身の走りに満足しているようだ。

 その彼からみても、ダカールが南米開催となって以来今年が最も厳しく、アフリカを走っていた時代を思い起こさせるラリーになっているという。

「おそらく、南米開催になってから最も難しいラリーになっている」

「特に砂がとてもやわらかく、走るのが困難だからだろう」

「それに、変化がある日がなかった。走り始めてからずっと砂丘、砂丘、砂丘だ。5日間、毎日が困難だった。特に5日目は、危険なほどだった」

「私からみれば、このようなコンディションが好きだ。アフリカを走っていた昔のダカールのことを覚えている。私はその時代のダカールのスピリットが好きなんだ。その時のことを思い出させてくれて、本当に素晴らしい」

「毎年ではないが、南米に来てからダカールは少し変わってしまった。WRCのようなステージが増え、”同じストーリー”ではなくなったんだ」

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