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始めて1年、「粘菌」に着想を得たプログラムがグランプリに 小学生プログラマー誕生のきっかけは“遊び場”

1/13(土) 9:00配信

AbemaTIMES

 中学校で2012年から必修となったプログラミングが、2020年から小学校でも必修化される。文部科学省によると「時代を超えて普遍的に求められる力」を身につけることを目的とし、課題解決に向けてどう行動したらいいかを考える力を養うという。

 プログラミング教育が注目されるなか、自作のプログラムを競う全国大会も開催されている。昨年開催された「第2回 全国小中学生プログラミング大会」でグランプリに輝いたのは小学5年生の蓼沼(たてぬま)諒也くん。そんな小学生プログラマー誕生のきっかけを『原宿アベニュー』(AbemaTV)は取材した。

 諒也くんが作った「僕のドラえもん」は、自動で迷路の最短ルートを算出するプログラム。迷路のゴールからスタートまでの全ての経路に同じスピードで信号が流れ、最初にスタートに着いた経路が最短ルートとなる仕組みだ。離れた餌に最短距離で向かうあるアメーバの「粘菌」という性質をモチーフにし、その着眼点が評価されグランプリを受賞した。

 独創的な発想を持つ諒也くん。プログラミングを始めるきっかけになったのは、栃木県足利市にある屋内子ども遊び場「キッズピアあしかが」だ。「『ビスケット』というプログラムをやってみて楽しかったので、家でもやってみようと思った」といい、始めてからの期間は約1年。また、プログラムが応用できる分野として「カーナビとか。最短経路を探し出すプログラムなので、道の最短経路を探し出すことができる」とも話す。将来はロボットを作りたいといい、部屋には他の大会のメダルやプログラミングに関する本が並べられていた。

 小学生のプログラミング義務教育化について、実際に小学生にプログラミングを教えているヴィリングの中村一彰氏は次のように話す。

 「コンピュータは身の回りに溢れている。コンピュータを活用するとどういうことができるのかを小学生のうちから感じていると、コンピュータの特徴や得意なことをより深く知ることができる。そこはすごくいいところ」

 一方で、全ての科目を1人で教える小学校の先生は負担が大きくなることが想定される。中村氏も「英語に道徳にプログラミング。2020年からすごく大変になる」と懸念するが、文部科学省が重点を置くのは「コード入力を覚える」よりも「プログラミング的な思考を学ぶ」という観点。課題解決に向けた手順を考える力や情報を読み解く力を身につけることだ。また、プログラミング単体の科目ができるわけではなく、算数や理科など既存の科目に組み込まれる。

 海外を見てみるとハンガリーでは2003年、ロシアでは2009年、イギリスでは2014年から小学生のプログラミングが必修化されており、日本が早すぎるという訳ではない。今後、諒也くんのような小学生プログラマーが次々と生まれるかもしれない。
(AbemaTV/『原宿アベニュー』より)

最終更新:1/13(土) 9:00
AbemaTIMES