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「失われた日常取り戻す」 再び花開け!葛尾でコチョウラン栽培

1/13(土) 10:47配信

福島民友新聞

 葛尾村の農家などでつくる農業法人「かつらお胡蝶蘭(こちょうらん)合同会社」は12日、村内のビニールハウスでコチョウランの栽培を開始した。東京の市場などに贈答用として出荷し、産地振興を狙う。東日本大震災と原発事故から6年10カ月が経過。「農業が盛んだった村の日常を取り戻す」。村の農業の復興へ大きな一歩を踏み出した。
 コチョウランを栽培するビニールハウスでは同日、台湾など海外から輸入されたコチョウランの苗の点検作業が行われた。順調に生育しているか、輸送中に傷んでないか―。社員らが一つ一つ丁寧に確認し、苗鉢を日当たりの良い場所に次々と並べた。
 同社の杉下博澄さん(36)は「品質の良い苗ばかり。出荷時には人の背丈ほどになる」と、期待を膨らませた。
 杉下さんは同村出身。高校卒業後、農業の道を志し農業系の短大で花の栽培を学んだ。しかし県内の一般企業に就職。サラリーマン生活を送る中、東京電力福島第1原発事故が発生し、村は全村避難を余儀なくされた。「古里の役に立ちたい」。もやもやした気持ちが続いた。

福島民友新聞

最終更新:1/13(土) 10:47
福島民友新聞