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高校野球100回・三浦編 頂点目前に

1/13(土) 5:30配信

カナロコ by 神奈川新聞

 横浜商(Y校)を春夏連続で甲子園準優勝に導いた三浦将明さん。春は池田(徳島)、夏はPL学園(大阪)、時代を代表するチームに惜しくも敗れた。

 1983年4月5日、選抜大会決勝の相手は「山びこ打線」。「なんだよ山びこって」。そう強気で臨んだ右腕は、プレーボールのサイレンが鳴り止む前に痛打をくらう。初球の直球はすさまじい打球音とともにライト前に。「決勝で初球は打ってこないだろうと安易に投げた。あ、これが山びこかと」

 一方、味方打線は「阿波の金太郎」こと水野雄仁さん(元巨人)の攻略に手こずった。当時のY校監督・古屋文雄さんは苦笑して振り返る。「1番打者が戻ってきて言うんだ。ボールが見えない、って」

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 高校野球の夏の甲子園が今年、100回大会を迎える。全国屈指の激戦区・神奈川のスター達を訪ね、その魅力をさぐる100回連載。「伝家の宝刀」カーブを武器に、春夏連続で甲子園決勝に進んだY校の三浦将明さんです。