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北國花展きょう開幕 めいてつ・エムザ、出品者が生け込みに熱

1/13(土) 0:58配信

北國新聞社

 13日に開幕する第43回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)の生け込みは12日、会場である金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場で行われた。ドカ雪に見舞われながらも、県内各地から集まった出品者らが花や木との真剣勝負を繰り広げ、会場は雪を溶かすほどの熱気に包まれた。

 会場には、オモトやセンリョウの赤い実や、つややかなツバキの葉、つぼみを付けた梅などが次々と運び込まれた。通路は花材を手にした出品者や制作参加者がひしめき合い、雪の影響を感じさせぬ女性のエネルギーに満ちあふれた。

 野々市市の華道家は、朝から雪かきに励み、重さ100キロの古木を3人掛かりで車に運び入れたという。渋滞に巻き込まれ、3時間掛けて会場入りした羽咋市の華道家は、食事をする間も惜しみ、一心不乱にコトブキマツやオンシジウムなどで春を生け込んだ。

 ドリルやのこぎりを手に大胆な造形美に挑む姿も見られた。夜まで徹底的に作品と向き合う出品者も多く、枝の向き一本に心を砕き、額に汗を浮かべながら華やぎの舞台を仕上げた。

 北國花展は、流派を超えた実力本位の選抜花展として1976(昭和51)年から開催されている。北國新聞創刊125周年記念の今年は3年ぶりに出品者が200人に達し、14流派、200人が前、後期に分けて意欲作を披露する。

 北國芸術賞受賞者大作4点と特別大作5点は全期間展示され、伝統様式花、現代自由花、レリーフ作は前、後期で展示替えする。各流派の華道家による作品解説も行われる。

 前期は16日まで。後期は18~21日となる。入場料は700円で、中学生以下は無料となる。作品解説の日程は次の通り。

 【前期】◇15日▽午前11時 嵯峨御流▽午後3時 古流柏葉会◇16日▽午前11時 古流松栄会、古流千昇派、古流華之枝会、古流松照会

 【後期】◇18日▽午前11時 草月流▽午後3時 小原流、御室流◇19日▽午前11時 花芸安達流、古流華友会、未生流▽午後3時 池坊

北國新聞社

最終更新:1/13(土) 0:58
北國新聞社