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北國花展が金沢で開幕 風格、感性響き合う

1/13(土) 14:53配信

北國新聞社

 北國新聞創刊125周年記念の第43回北國花展「伝統と現代」(北國新聞社主催、石川県いけ花文化協会協力)は13日、金沢市のめいてつ・エムザ8階催事場で開幕した。「生け花王国石川」の実力を示す伝統花の風格と、現代花の豊かな感性が響き合った会場では、来場者が人波となり、秀麗な作品群に目を見張った。

 雪の降る中、午前10時の開場と同時に、待ちわびた女性グループや愛好者が列をなし、彩り豊かな作品から「春」を感じ取った。全期間展示される北國芸術賞受賞者大作や特別大作の前では、王国をリードする華道家の、入魂(にゅうこん)の作に人だかりができた。

 開場式で、県いけ花文化協会会長の飛田秀一北國新聞社会長は「花材が少ない、寒い、雪は降る。そんな中、懸命に生け込む皆さんから漂う雰囲気は『妖気』と言っていい。頭の下がる思いだ」と華道家をねぎらった。さらに県内華道界の重鎮だった●岡紫穂(●はまだれに黄)、杉本理照、河崎雪甫の3氏を失った前回は鎮魂ムードが漂ったことを振り返り、43回目の今年を「再スタートの年」と位置付けた。

 竹中博康副知事、細田大造金沢市副市長が祝辞を述べ、バイオリンとチェロの弦楽二重奏が開幕を優雅に彩った。

 金沢市のANAホリデイ・イン金沢スカイで開かれた開催記念パーティーでは、飛田会長があいさつで、プレゼント抽選会の景品を70点から創刊125周年に合わせて125点と大幅に増やしたことを紹介し、会場を沸かせた。竹中副知事の発声で乾杯し、出品者や来賓約190人が交流した。

 北國花展は、流派の垣根を超えた北陸最高峰の総合花展として1976(昭和51)年に始まった。14流派の200人が前、後期に分けて出品する。前期は16日まで、後期は18~21日。入場料は700円(中学生以下無料)となる。

北國新聞社

最終更新:1/13(土) 14:53
北國新聞社