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サントリー時代、連覇で証明!沢木イズムで王者は進化し続ける/TL

1/14(日) 7:00配信

サンケイスポーツ

 日本選手権兼トップリーグ決勝トーナメント決勝(13日、サントリー12-8パナソニック、秩父宮=観衆2万3416)昨季2冠のサントリーがパナソニックを12-8で破り、日本選手権は2季連続8度目、TLは2季連続5度目の優勝を飾った。「去年のチームを超える」を合言葉に、昨年10月のリーグ戦で敗れたパナソニックにリベンジしての日本一。来季もさらに進化して、チーム2度目の日本選手権V3、初のTL3連覇にチャレンジする。

 12-8の後半ロスタイム。自陣ゴール前5メートルでパナソニックボールのラインアウト。トライを取られれば逆転負けとなる土壇場で、捕った相手にプレッシャーをかけるとボールがポロリとこぼれた。ノックオン。サントリーの選手たちが両腕を突き上げるのと同時に、終了の笛が鳴った。

 「どっちに転がるか分からない試合だったが、ウチはフィットネスに自信があった。その差が出ました」

 SH流大(ながれ・ゆたか)主将が胸を張った。わずか4点リードの後半33分過ぎからは、普通ならキックで敵陣に深く入り込み、相手の攻撃を止め続けるところ。しかし、39次にも及ぶ攻撃で6分以上時間を使い、勝利を呼び込んだ。

 「パナソニックを相手にあれだけ攻撃を重ねられるのはウチだけ」。昨年10月のリーグ戦で10-21で敗れ、今季唯一の黒星をつけられた最強の挑戦者にリベンジ。25歳の若きキャプテンはもう一度、胸を張った。

 その裏付けとなっているのが、就任2年目の沢木敬介監督(42)が「去年を超えろ」と主導する“居心地のよくない練習”だ。シーズン前から1段の奥行き60センチ、段差20センチの6段の階段を使い、ダンベルや水を入れたチューブをかついで上り下り。イングランド代表などが取り入れる階段トレでパワーが増した。

 毎週火曜には、選手のほとんどが「キツい」というノンストップのゲーム形式練習。約45分で80分の試合を超える運動量となる。前半33分にチーム2本目のトライを決めた社員選手のWTB江見翔太(26)は「火曜はなるべく仕事を入れないようにしている」というほどだ。

 ワラタス(豪州)と対戦した昨年に続き、6月にスーパーラグビーのチームを招いての試合を予定する。「成長が止まれば衰退の始まり」という沢木監督に率いられた王者は、V3へ歩みを止めない。