ここから本文です

(日曜に想う)角界に春風の吹く日を待つ 編集委員・福島申二

1/14(日) 11:30配信 有料

朝日新聞デジタル

 力士の男ぶりは色々だが、そのたたずまいの魅力をひとことで言うなら「春風駘蕩(しゅんぷうたいとう)」であろうと思う。辞書には、春風がのどかに吹くさま、性格や態度がゆったりとおおらかなさま、などとある。
 江戸期の俳人、高井几董(きとう)が〈やはらかに人分け行くや勝角力(かちずもう)〉と詠んだ句は雰囲気をよくとらえている。
 土俵の上の気迫みなぎる勝負は、むろん相撲の醍醐味(だいごみ)だ。しかし鬼の形相の土俵からひとたび下りれば、春風駘蕩を身にまとって悠々と振る舞う。「おすもうさん」と肩に触れたくなる姿がいい。……本文:1,682文字 この記事の続きをお読みいただくには、朝日新聞デジタルselect on Yahoo!ニュースの購入が必要です。

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上、ご購入ください。 購入した記事は購読一覧で確認できます。

朝日新聞社