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W杯ジャンプ 高梨3戦連続3位 2強の壁「54勝」また足踏み

1/14(日) 7:55配信

産経新聞

 ■伊藤4位「よくなっている」

 日本が誇る高梨と伊藤のダブルエースが、慣れ親しんだ宮の森でも世界の牙城を崩せなかった。ワールドカップ(W杯)個人総合で首位タイだったルンビとアルトハウス(ドイツ)の後塵(こうじん)を拝し、今季のW杯は5戦を終えてともに未勝利と苦しんでいる。

 K点越えのジャンプを2回ずつそろえ、決して内容が悪いわけではない。しかし、2強の前ではかすんでしまう。1回あたりの距離に換算して優勝したルンビに3.5メートル以上、2位のアルトハウスにも2.5メートル以上の差をつけられた。

 前日の予選を今季初めて1位で突破した高梨だったが「予選に比べると、飛び出した瞬間に体とスキーがはね上がってブレーキになっていた」と反省。「ジャンプ台にインパクトも伝え切れていないので、ビデオを見直して改善したい」と表情を引き締める。

 伊藤も「成績をみての通りで、(ルンビとアルトハウスの)2人は遠い」と脱帽。しかし、距離は予選から大幅に伸ばしたこともあり、「なかなか糸口をつかめないが、感覚はよくなってきている」と復調への手応えを口にした。

 年末年始に約1カ月間の調整期間を置いても、力関係を変えることはできなかった。高梨は「強い2人の壁を何とか乗り越えたい」と力を込め、伊藤も「課題は少しずつクリアしている」と前を向く。平昌五輪を前に試練は続く。(奥山次郎)

最終更新:1/14(日) 8:10
産経新聞