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<女子駅伝>シナリオ通りの逆転劇 兵庫

1/14(日) 21:24配信

毎日新聞

 ◇全国都道府県対抗女子駅伝(14日)

 ほぼシナリオ通りの逆転劇だった。兵庫は6区の後藤がたすきを受け取った時点で、トップの長崎とは37秒差。しかし、榎本監督は「6区で首位に立てれば優勝できると考えていた」と、終盤の布陣に自信があった。

 後藤は「自分のリズムで走ることだけ意識した」とペースを刻んで4.0875キロを走り、首位に2秒差まで肉薄。その力走を受けた7区・樽本は「最初から力を抑えず攻める」と覚悟を決めた。1キロ手前で長崎を抜いて引き離し、最後は2位の大阪に27秒差をつけて4キロを走り切った。

 西脇工高の後藤と須磨学園高の樽本はこれまで、県内強豪校同士のライバルとして競い合ってきた。2人の区間賞の走りに引っ張られるように、8区の中学生・石松も区間記録にあと1秒に迫る区間賞。2連覇を達成した第22回大会(2004年)の後、2位が4回もありながら頂点まであと一歩届かなかった兵庫だが、この日は最終9区にたすきが渡る前に優勝を確実にした。

 3年前3位、前々回2位に入りながら、優勝を狙った前回は8位に沈んだだけに、榎本監督は「『駅伝王国』と言われながら優勝まで長かった」としみじみ振り返る。中学生や高校生を原動力に勝つのは14年前と同じ。若い力で駅伝王国のプライドを取り戻した。【浅妻博之】

最終更新:1/14(日) 22:07
毎日新聞