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兵庫が14年ぶりV、震災風化させない 榎本監督「我々が頑張ることで発信できる」

1/14(日) 17:07配信

デイリースポーツ

 「全国都道府県対抗女子駅伝」(14日、京都市西京極競技場発着=9区間)

 兵庫が2時間15分28秒で14年ぶり4度目の優勝を果たした。2位は京都。3位は長崎が入った。

 兵庫はレース中盤まで5位から10位の間でたすきをつなぎ、6区・後藤夢(西脇工)、7区・樽本知夏(須磨学園高)、8区・石松愛朱加(浜の宮中)が3連続で区間賞を獲得。7区でトップに立ち、そのまま逃げ切った。優勝から遠ざかった13大会で3位以内は7度とあと一歩届かなかった。榎本隆夫監督(57)=小野高=は「14年は長かった。これがいいきっかけになれば」と手応えを口にした。

 17日には兵庫県は阪神・淡路大震災から23年を迎える。95年1月17日に起こった震災は、同年のこの大会が開催された翌日だった。大会に参加していた榎本監督にとっても忘れられない記憶だ。今大会の出場選手は全員が震災後生まれの兵庫県出身者。同監督は「我々が頑張ることで震災(の記憶)を発信できる」と言い、ミーティングでもその思いを選手に伝えてきた。

 「(都道府県対抗女子駅伝は)震災とは切り離せない。兵庫が上位に入ることで風化させない一助になると考えてきた。その意味でも(優勝は)大きい」と同監督。区間新記録にあと1秒に迫る力走を見せた中学2年生の石松も「震災で被害を受けた人たちを勇気づけることはできると思う」と意義を感じていた。