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女性に1000円のプレゼントするなら、ランチより花が良いのはなぜ?

1/14(日) 6:01配信

ホウドウキョク

幼少期から経営者になりたかったという代表の井上さん。一度はニューヨークの大手会計事務所に入ったものの、帰国後に起業し、まったくの素人からフラワービジネスに参入した。そして、ゼロから「Aoyama Flower Market(青山フラワーマーケット)」を全国90店舗以上に展開するブランドに育て上げた。

ユニークな逆三角形の組織図。「社長は一番下」

青山に本店を置き、花ビジネスのトレンド発信地となっている人気の花屋さんは、どんなスタートを切り、現在に至っているのか、タケ小山が迫る。

最初はサイドビジネスとして、無店舗で花屋をオープン

井上さんは大学卒業後、一度はニューヨークの大手会計事務所に就職したものの、仕事を始めて一年であっさり退職、帰国してしまった。

「僕は右脳的で、感覚で動く方なんですよ。会計は究極の左脳的な仕事ですから、そもそも職業の選択を間違っていた、と後で気づきました。無理に働いていても息苦しいし、これは人生の無駄遣いだなと思ってやめてしまいました」

帰国後、「パーク・コーポレーション」を立ち上げる。起業当初は花ではなく、イベントの仕事をしていた。ちなみに社名は、会計事務所があったニューヨークの目貫通り「パークアベニュー」にいつかオフィスを構えるぞという意気込みと、好きだったセントラルパークからだそうだ。

それはそうと、イベントがどう花屋に結び付くのか?タケはそこを率直に聞いてみた。

「初めは打算的でした。イベント事業は現金収入を得るまでのスパンが長くて、キャッシュが回るサイドビジネスが必要になる。そこでなにか日銭部門を作らなければと思いました。そんなとき、たまたま花市場に行ってみたら、花はすごく原価が安い。町で1000円のバラが市場だと150円くらいで売っている。『僕でも買おうと思うんだから、商売になりそうだな』と試しに赤いバラを50本ほど仕入れ、知人に買ってもらいました。『こんなに安くてちゃんと咲くのか?』と疑われるくらいの感じで、花の仕事が始まりました」

しかし、井上さんの花は新鮮で持ちがよく安いと評判を呼び、商売は順調。仕入れ値の倍で売っても儲けが出る。しばらくは無店舗の注文販売のような形でやっていたが、注文が増え、対応しきれなくなったので青山に花屋の1号店をオープンした。

スモールスタートだったが、井上社長が自分で買い付ける花は市場直送で良質・ほぼ原価で格安という評判が広がり、青山で働く花好きの女性や主婦に飛ぶように売れた。

「常連さんは、仕入れから戻る時間に店の前で待っていらっしゃるんですよ、店舗に並べる前に売れちゃう。青山通りで行商をしてみようと、チューリップを10本1000円にして台車で運んでいくと、数百メートルも歩く内に売り切れてしまう。あるだけ完売です。面白いくらいに売れました」

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最終更新:1/14(日) 6:01
ホウドウキョク