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ソフトB工藤監督お気に入りの「もういっちょ」 独断で決めました 「足もと見て一つずつ積み重ねていく」

1/14(日) 11:00配信

西日本スポーツ

 日本一、もういっちょ! 福岡ソフトバンクが13日、今季の新スローガンを「もう1頂(いっちょ)!」と発表した。V奪回を果たした昨季の「1(ワン)ダホー!」の「1」を踏襲しながらも、連覇でなく、あえてもう一度、一から頂を目指すという工藤公康監督(54)の強い思いが込められた造語。ヤフオクドームでのお披露目会見で早速、お気に入りのフレーズを連発した指揮官は、あらためて今季の日本一を誓った。

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 扇状に囲んだ報道各社のカメラマンが「目線」を欲しがると、工藤監督は順番にそれぞれのレンズを笑顔で見つめた。「もういっちょ! はい、もういっちょ! はい、次こっち、もういっちょ!」。数分前にお披露目したばかりの新スローガンを早速連発。お気に入り具合が伝わった。

 強い意志が込められている。「ほぼ私の独断…。(独断は)あんまりよくないかもしれないんですけど、決めさせてもらいました」。これまでは数十個の候補作の中から、営業や広報担当者を交えた選考会議の席で監督が選ぶ形式を採用してきたが、今回は違う。工藤監督自らが「もういっちょ」のフレーズを提案。その流れに乗って2018年のスローガンに決定した。

 「昨年優勝できたというのはあるけれど、もう一度、みんなで力を合わせて、一つになって日本一を目指そうと。一つ一つの積み重ねが最終的に優勝につながる」。苦い経験を無駄にはしない。「連覇、連覇と言って、勝てなかったこともある。足もとを見てしっかりみんなで一つずつ積み重ねていく」。就任1年目の15年にリーグ優勝&日本一に輝きながら、翌16年には最大11・5ゲーム差を日本ハムにひっくり返されてV逸した。「打倒ホークス」を掲げて臨んでくる他球団の挑戦をはね返すには、より強いチャレンジャー精神が求められる。その姿勢を新スローガンに込めた。

 「ファンの方にも慣れ親しんでもらって、すごく使いやすい言葉だった」。昨季の日本一奪還を支えた「1(ワン)ダホー!」に多少の名残惜しさを覚えながらも、縁起のいいフレーズからデザイン上「1」は踏襲した。「勢いが出る使い方をしていただけると盛り上がる。例えば『もういっちょ、勝つぞ』とか、ホームランが出たら『もういっちょ。いけ!』とか」。もちろん狙うのは、もういっちょ日本一、だ。

子どもたちにも「もう1頂」 北九州市内の養護施設訪問

 工藤監督が「もう1頂!」を早くも披露した。発表会見後に北九州市内の児童養護施設「カリタスの園天使育児園」を訪問。3~19歳の男女約50人と質問コーナーや写真撮影などで触れ合い、新スローガンも紹介して盛り上げた。最後は屋外で男子の希望者全員とキャッチボール。予定時間を大幅にオーバーしたが「(現役を)辞めてだいぶたつけど、プロってすごいんだと思ってくれたら。会いにくることが大事だし、喜んでくれてよかった」。野球経験者にはあえて全力で投げ込んでみせると、参加者に笑顔が広がった。

西日本スポーツ

最終更新:1/14(日) 11:00
西日本スポーツ