ここから本文です

キンコン西野が「めちゃイケ」終了で考える“芸人のこれから”

1/14(日) 11:30配信

TOKYO FM+

放送作家の高須光聖が、世の中をもっと面白くするためにゲストと空想し勝手に企画を提案していくTOKYO FMの番組「空想メディア」。1月7日(日)のゲストは、キングコングの西野亮廣さんです。これからのバラエティ番組、芸人の生き方など、おふたりならではトークに花が咲きました。


高須:西野のことを良くも悪くも色んなことを言う人がいるけど、俺は「西野は頭ええやんか」って毎回言うねん。理論的にどうやったら近道になるかを考えたら、西野のやり方が正しいとめっちゃ思うねん。だって、奇をてらおうとか思ってないやんな?

西野:思ってないです。毎回言われるんですけど。

高須:普通に「そうしたほうが強いなぁ。広がるなぁ」って考えていったらそうなるやんな。

西野:ありがとうございます。逆張りとか炎上商法とかよく言われるんですけど、そんなんじゃないんです。

高須:全然違うよな。俺も会ってなかったら、西野の良さをここまでわかってないかも。でも1回会って「西野って面白いヤツやな」ってわかったから、耳が聞けるようになったんよ。でも芸人としては、ほぼひとりでやってるよね。同じスタイルの人はおらへんやん。

西野:芸人にはあんまりいないですね。でもどうなるんですかね? 「めちゃイケ」と「みなおか」が終わるって結構な出来事だなと思っていて、芸人からすると「テレビでは純度100%のお笑いはいりません」と言われたような感じがするんです。そうしたら20代くらいの芸人は軸足をどこに置くんだっていう。テレビに軸足を置いてお笑いがやりたくても、テレビはそんなことを望んでないってなったら……。

高須:何をすればいいねんってなるよね。

西野:僕はテレビ以外でちゃんと食い扶持を作っておかないと……俳優さんが映画の番宣などでテレビに出るじゃないですか。20代の芸人はああいう感じになっていかないと、ちょっと厳しいんじゃないかって思うんですよね。

高須:わかるよ。ひとつのお笑いが頂点を迎えてしぼみ出すと、「あれ? 俺の仕事が変化をし出している」って感じるよね。そうするとデカい口も叩かへんようになる、発信力もなくなる……やっぱりケンカが強いヤツが強いというか。例えば「めちゃイケ」もケンカの強い時代があったのよ。「めちゃイケ」って言うだけで“出といたほうが得”っていうね。でもケンカが強いときはいいけど負けだしたときの立て直し方……何をもって生き延びて、閉じるかというのがあるじゃない? 終わり方を考えるというか。スッと終わるのではなくてもっとある……っていうところで、今の「めちゃイケ」の終わり方になってるんかなと。(次は)「めちゃイケ」じゃないものを作るけれど“「めちゃイケ」があったからこそこうなる”っていうのを見つけないと進まへんしね。

西野:なるほど。

高須:でもどの局も、ああいう番組を雛形としてやろうとしてたけどそうじゃなくなってきて、「世界の果てまでイッテQ!」とか「ザ!鉄腕!DASH!!」とか20%をとる番組もあるので生き残り方はあれど、「面白い」という1点で突破するのって……どうかなと思うよね。それは芸人として感じてる?

西野:最近、30代くらいの芸人が、やたらテレビ以外で活動し出したなっていうのはありますね。オリラジのあっちゃんとか、ウーマンの村本だとか。

高須:そうやね。違うところで発信力を持たなあかんと思ってるよね。

西野:はい。でも30代と40代で違いますね。40代の芸人さんはテレビで逃げ切れる世代ですね。実際、いけると思うんですよ。僕が視聴者ならこのまま出といて欲しいんですよ。でも30代は迷ってる感じ……でもそこから何か新しいものが生まれる気がしてゾクゾクするんですよ。しかし結論としては、テレビは面白いです。

高須:えええ! そう?

西野:世界的に見ると違うかもしれませんけど、日本ではテレビが面白いです。インターネットでアクセスが集中するのって過激なものなんです。過激なものの中で何かすることになるので、実はあまり自由がないんです。「ぶらり途中下車の旅」みたいなものはできないんですよ。

高須:ユルすぎてね。

西野:そうなんです。でもテレビだとそれを楽しんでいる人がいる。となるとテレビのほうが自由があるなと。

高須:ふーん。なるほどね

(TOKYO FM「空想メディア」2018年1月7日(日)放送より)

最終更新:1/14(日) 11:30
TOKYO FM+