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長澤まさみ×高橋一生、恋愛を語る

1/14(日) 21:10配信

ELLE ONLINE

2018年1月20日公開の『嘘を愛する女』で恋人役を演じている、長澤まさみと高橋一生。実は、10年以上の付き合いのある旧知の仲というふたりは、気心知れた関係。作品に関連して、恋愛について語ってもらった。

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―映画『世界の中心で、愛をさけぶ』がおふたりの初共演ですよね。
 
長澤 私は16歳でした。
 
高橋 長澤さんは最初、全然しゃべってくれなかった(笑)。
 
長澤 (森山)未來君とも、ほとんどしゃべってなかったから(笑)。今ではみんな親戚気分で、テレビに出ていると、頑張ってるなぁって思います(笑)。舞台(『ライクドロシー』)で共演した仲間とも仲がよくて、ちょこちょこごはん会もやってるんです。一生君が忙しくて来られないときとか、片桐仁さんたちと「一生君、すごいよね」って話をしたりして。
 
高橋 完全に親戚のおじちゃんだ(笑)。
 
長澤 一生君は、初めて会ったときから何も変わらないね。ずっとスナフキンって感じ(笑)
 
高橋 中学時代のあだ名です(笑)。
 
長澤 いつもどっか行っちゃいそうな感じがするからかな?
 
高橋 ある人に「人生の重しを見つけなさい。ヘリウムガスが入った風船みたいだから、君の人生には文鎮が必要だ」って言われたことがある。
 
長澤 すごくよくわかる(笑)。
 
高橋 周りの人たちには、本当にずっと変わらないね、とよく言われます。
 
長澤 でももともと“変わってる人”ではある思う。舞台の前の発声練習のときもみんなは「あ~」って声を出しながらストレッチとかしているのに、一生君はただ音楽を聞いて歌っているだけでアップ終わり。不思議な人だな~って思いました。あまりほかにはいない人です(笑)。

―久々の共演作『嘘を愛する女』はオリジナル脚本から生まれた映画です。最初に脚本を読んだときの印象から教えてください。
 
高橋 空白というものがちゃんと描かれていると思いました。由加利は一緒に暮らしていた桔平の名前も仕事も嘘だったことがわかって、彼は一体誰なのかを想像していくわけです。そこには精密な答えがなくて、彼女は空白を空白として残したまま“きっとこうだったかもしれない”とポジティブな想像をしていくんです。愛しているからこそ美しいエネルギーがわいてくるのであって、もしも愛していなかったら“あの人は人を殺したのかもしれない”と思ってしまうかもしれない。想像を空白として残して、あまり説明せずに由加利の心を描写していく手法がとても面白いと思いました。
 
長澤 全部言ってもらった感じです(笑)。実際の事件をもとにして脚本を書いた中江(和仁)監督の思いがとても熱かったから、物語や役柄に入り込んで読むというよりも、監督の思いに忠実に答えようという気持ちの方が強かったかもしれない。一生君も、撮影に入る前に監督から熱のこもった手紙をもらった?
 
高橋 こういう人で、こんなふうに生きてきた、という設定を書いたものはもらったかな。
 
長澤 私はそれを読んで、監督自身が由加利だし、この物語の答えを知りたいと誰よりも思っているのが監督だと感じたんです。私自身は桔平がなぜ由加利を好きになったのか謎だったけど、でもきっと男女の関係に理由はないし、言葉で説明できなくてもいいのかもしれないとも思って。私はイヤだなぁ、この女の人、ってずっと思いながら演じていましたね(笑)。監督からも「女が嫌いになるような人を演じてください」って言われていました。
 
高橋 わかるなぁって感じるところはなかった?
 
長澤 正体を調べ続けながらも、由加利は実はそれがわからなくてもいいと思っているんですよね。ただ好きだから。そういう女の懐の深さには共感するけど、監督が抱いていたどうしても答えを知りたいという思いは男性的な欲求のような気がしました。
 
―おふたりは恋人の過去を知りたいと思いますか?
 
高橋 流れだと思います。もしも過去について話すような流れになったら聞くだろうけど、別に聞かなくていいやと思います。
 
長澤 私も基本的には過去はどうでもいいから、聞かなくてもいいです。
 
高橋 お互いにこれまでの色々なことをリセットして、今一緒にいるわけで。それまでの関係性を切って次の人といるのだから、変なふうに過去に触れてしまうのはナンセンスだと思います。
 
長澤 私もそう思います。
 
高橋 人間は取り返しのつかないことを繰り返すものだと思うから、そこはもうどうしようもない。自分にはこの人だけだと思っていたのに終わってしまって、けれどどこかに忘れる機能があるから、人はまた恋をするんだと思います。性懲りもなく(笑)。
 
長澤 ふふふふふ。
 
高橋 お互いにそういうことを持ち寄っているのは、当然だと思います。

最終更新:1/14(日) 21:10
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