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<高校柔道>埼玉栄が男女優勝 男子19連覇、決勝で山野井が5人抜き 女子はV2、決勝で大宮東を3―0

1/14(日) 22:55配信

埼玉新聞

 柔道の第40回全国高校選手権予選を兼ねた県高校選手権は13、14日、県武道館で男女団体を行い、埼玉栄が男女優勝した。5人勝ち抜き戦による男子は19年連続24度目、女子は2年連続13度目。

 男子の埼玉栄は、準決勝で大宮東を3人残しで下し、大宮工との決勝は先鋒(せんぽう)の山野井が5人抜きで圧勝した。女子の埼玉栄は、準決勝で川越工に3―0で快勝すると、決勝は先鋒畠山、中堅渋谷、大将佐藤が一本勝ちし、大宮東を3―0で破った。

 男女ともに優勝した埼玉栄は全国高校選手権(3月21日・日本武道館)に出場する。

■切磋琢磨で団結力/男子優勝・埼玉栄

 男子団体は埼玉栄が完勝だ。大宮工との決勝は、川原監督に「先鋒(せんぽう)で決める気持ちで行ってこい」と送り出された山野井が5人抜きし、19連覇を飾った。

 内股で3人を破るなど得意技がさえた1年生の山野井は「失敗しても先輩たちがいるので、思い切って技を出し、がんがん攻めることができた」と心の支えになった先輩たちに感謝した。

 全て3人以上を残す強さの理由は一人一人がしっかり役割を果たすチーム力。主将の西願寺は「体が小さい分、チームワークで負けないようにしている」とうなずく。全員で意見を出し合ったりし、コミュニケーションを密に取っているからこそ、強い信頼で結ばれ、部員全員の力が試合場に立つ選手の後押しにもなっている。山野井の5人抜きも全員の力といえる。

 メンバー内外の力の差はほとんどなく、「全員が追い付け追い越せで、もっともっと力を付けてほしい」と川原監督は競争心をあおる。切磋琢磨(せっさたくま)することでチーム力の底上げと団結力につながっていく。

■必勝パターン確立/女子優勝・埼玉栄

 全国高校選手権5度の優勝を誇る女子団体の埼玉栄は1回戦から全て3―0で貫禄の優勝。主将の三浦は「普段やっていることをみんなが出し切った。一人一人が役割を持って、勝ちにいく柔道ができた」と納得の表情を見せた。

 大宮東との決勝は、先鋒(せんぽう)畠山が「次につなげるためにも負けられない」とやや気負いもあったが、得意の大外刈りで一本勝ちを決めて流れをつくると、次鋒渋谷は返し技で技ありを奪った後も攻め手を緩めず、「しっかりと投げ切って勝つ」と払い腰を見舞った。最後は大将佐藤が払い腰で締め、「(本松)先生の指示通り、落ち着いて自分の柔道ができた」と胸を張った。

 先鋒畠山で先手を取って勢いをつける勝ちパターンは確立され、3年ぶりの全国選手権優勝にも期待が懸かる。だが、本松監督は「今の力ではよくてベスト8」と楽観はしない。「選手権までにはベスト4以上の力を付け、そこから夏へ向けていく」と見据える先は全国高校総体。そのためにも選手権を大事なステップにしたい。

最終更新:1/14(日) 23:03
埼玉新聞