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岩瀬あと47、恩師星野さんに誓う1001試合登板

1/14(日) 7:44配信

日刊スポーツ

 中日岩瀬仁紀投手(43)が“センイチ”を目指す。13日、鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウィング」で山井らと行う自主トレを公開。現役最年長は早くも今年初ブルペンに入り、挑戦中の新球チェンジアップなど約20球を投じて元気な姿をアピールした。史上初の1000試合登板まで残り46。ベテラン左腕の目標は、4日に急逝した元監督で恩師の星野仙一氏(享年70)の名前にあやかり、1001試合登板だ。

【写真】野次に怒ってベンチを飛び出す星野仙一監督

 前人未到の1000試合登板は、あくまで通過点だ。球界最年長の43歳はその上を目指している。4日に急逝した星野氏の名前、仙一と同じ読みの「1001」試合登板への意識を、報道陣から問われると「できるだけ頑張りたいと思う。記録にはとらわれないようにしたいけど」と表情を引き締めた。

 訃報から少し時間が経過しても、寂しさが募っている。「あれだけの影響力のある人が亡くなるのは寂しい。もうあれだけの人は出てこない。余計に感じる」。実働18年で球界最多の954試合に登板。守護神、セットアッパーとして活躍する道をつくってくれた恩師への恩返しが、あと47試合の1001試合登板だ。

 今年から兼任コーチを務め、指導者としても星野氏の背中を追いかける。「(星野氏の)マネはできない。自分なりの形でやっていく。(教えられたことを)伝えていけたら」。苦楽を味わった自身の経験を、後輩たちに惜しみなく伝えていく。

 昨年は13年以来の50試合に登板し、カムバック賞に輝いた。だが、歴代最多登板男は、まだまだ進化を求める。新球チェンジアップを習得中だ。1月中旬のこの日、大雪が降る鳥取で捕手を座らせた18年初ブルペンで、約20球を投げた。「まだ投げるつもりはなかったんだけど…。仕上がりはまだまだ」。本人は苦笑いだったが、健在ぶりを見せつけた。

 「チームを何とか優勝、最低CSまでは持っていきたい。去年は50(試合)を投げた。40歳を過ぎて簡単にはいかないけど、勝ち試合のベース、勝ち試合で投げられる投手になりたい」。Aクラス浮上、そして優勝争いへ。闘将イズムを受け継ぐベテランは、左腕版の“燃える男”になる。【宮崎えり子】

最終更新:1/14(日) 8:01
日刊スポーツ