ここから本文です

【ジュリアナの祟り インタビュー】幸せは誰の人生でも1度は訪れる

1/14(日) 14:02配信

OKMusic

1月18日に開催する無料ワンマンライヴにて初お披露目となる3曲の新曲。これまでにはなかったテーマに挑んだ、進化したジュリアナの祟りを感じさせる楽曲となっている。

ジュリアナの祟り その他の写真

──1月18日に新宿SCIENCEで開催する無料ライヴに向けて作った3曲の新曲ですが、まず「キミリウム」はファンのみんなとひとつの空間を作りたいという気持ちを込めたバラードですね。

江夏:最初に“キミリウム”というタイトルだけを発表していたんですけど、ファンのみんなはそういう名前の新しいサイリウムとかのグッズを出すものだと思っていたらしくて、前回のインタビューを読んで、“曲名のことだったんですね!”ってたくさんコメントをいただきました(笑)。

──楽曲は歌謡曲テイストのメロディーラインが印象的でした。それにキーがどんどん転調していって、最終的にすごいハイトーンになるのもいいですね。

蕪木:個人的には転調がある曲のほうが好きなので、曲の最後に向けてキーが上がったほうがもっと盛り上がるよねって感じで言ってたら、どんどん上がっていってしまって(笑)。

江夏:僕はサザンオールスターズやMr.ChildrenなどのJ-POPから多大な影響を受けているんですが、こういう転調があるのが90年代J-POPの特徴でもありますよね。最初はここまでではなかったんだけど、作りながらどんどん変化していって、最終的に“これぞまさしくJ-POPの王道”と呼べるような曲になったと思います。

──切なさのある歌詞ですが、個人的に印象的だったのは?

蕪木:一番好きなのは《捨ててしまうコトも 大事な生き方のヒトツ》というところです。私は子供の頃に漫画家になりたいと思っていたんですけど、ストーリーを作るのは苦手だったから無理だなって思ってて。でも、中途半端になるよりは“ひとつに決めないといけない”と思って歌を選びました。漫画家を諦めると決めた時は辛かったけど…。そういう自分の経験とも重なって、胸にグッと響きましたね。だから、グッズのデザインとかイラスト描いてる時は楽しいし嬉しいです。

──なるほど。この曲はDメロにだけ英語のフレーズが出てきますが、その言葉の意味は?

江夏:はい。僕が好きな英語のことわざで、その歌詞を直訳すると“幸運はみんなの扉を1回は叩きますよ”で、つまり“幸せは誰の人生でも1度は訪れる”という意味です。「キミリウム」という空間に扉があるのかもと考えると、すごく通じる部分があると思って使いました。

──それにしてもジュリ祟のライヴはエンタメ感が強いので、こういう聴かせる曲があるとギャップが出ますね。

江夏:バラード系は他の曲以上にシビアに作るので、その分、ボツも多いです。その中でも「キミリウム」は厳選した自信の曲なので、ぜひたくさんの方に聴いてほしいです。

蕪木:ただバラードを歌う時の、ファンのみんなの私だけをジッと見つめる目線にプレッシャーを感じます(笑)。

──(笑)。「ギリギリ勝負な僕たちは」という曲はホーンの入った歌謡ロック調の曲で、歌詞は恋愛とギャンブルを掛けていますね。

江夏:はい。“バカラ”“ポーカー”“麻雀”などさまざまなギャンブルの用語が出てきます。僕はパチンコ屋さんでバイトをしていた経験もあり、生まれも育ちも新宿なので、ギャンブルとは親和性がありそうなんですが…実は、今までジュリ祟ではこういう人生や恋愛をギャンブルに例えた曲がなかったので、ひとつチャレンジができたと思います。

蕪木:私はギャンブルのことをまったく知らないので、言葉の意味を事細かく説明してもらいながら歌いました。

──バンドもある種のギャンブルですよね?

江夏:まさしく。人生には“ここ一発!”という瞬間があって、僕らは年齢的にもギリギリです。だから、今の僕らは4月12日のマイナビBLITZ赤坂に向けて、その日がそれこそ生死の分かれ目というくらいの気持ちでやっています。歌詞の最後に《神よ》という言葉が出てくるんですけど…漫画『カイジ』の名言に“神よ、俺を祝福しろ!”という台詞があって、今の僕らはまさしくカイジのような気持ちですね。

──そして、3曲目が「【事勿れ主義】SNSメッセンジャー【痛い人】」。これはアッパーのパーティーチューンですが、歌詞はメッセージ性が強いですね。

江夏:SNSをフックにしながら少し攻撃性のあるかたちで、ゆとり世代とその上の世代の人についてイジっていきました。今まで社会風刺した曲がなくて、今回初の試みとしてチャレンジしました。結構攻めた歌詞なので、ネットで物議になってもそれはそれで面白いかなと思っています(笑)。

──江夏さん自身は何世代ですか?

江夏:僕は歌詞で言うゆったり世代とその上の根性世代との中間です。だから、両方の話を聞くし、どっちも自分に当てはまっていることだなと思いながら書いています。でも、結局のところは根性世代から“事勿れ主義”とは思われたくないし、ゆったり世代から“痛い人”とも思われたくない。そこで、“じゃあ、どうするの?”っていう歌です(笑)。

蕪木:あと、この曲のポイントとしては合いの手でガチ恋口上ならぬ、マジ卍口上が入るところですね。

──ガチ恋口上というのはアイドルのファンが曲の合間に入れる合いの手のコールのことですよね。

江夏:ライヴで楽しんでもらえる曲を意識して、それをジュリ祟風にアレンジして入れてみました。ライヴではパフォーマーのふたりが口上をフリップに書いてみんなに見せて誘導するので、初めての方でも安心して楽しめますよ。

蕪木:ジュリ祟のこれまでの曲は聴いた誰もが当てはまる歌詞でしたけど、この曲は江夏さんの主観がだいぶ入っていて、ジュリ祟の新しい一面を聴いてもらえる曲ですね。

──最後に、マイナビBLITZ赤坂まで残り約3カ月となりましたが。

江夏:マイナビBLITZ赤坂では、より進化したジュリ祟を観てもらいたいと思って、今日紹介したような今までやっていなかった新たな曲に挑戦しました。「キミリウム」と「【事勿れ主義】SNSメッセンジャー【痛い人】」はYouTubeで視聴できるので、聴いて気になった方はぜひライヴに足を運んでください!

取材:榑林史章

OKMusic編集部

最終更新:1/14(日) 14:02
OKMusic