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月刊「スキージャーナル」、「剣道日本」を出版していたスキージヤーナル(株)(東京)が破産を申し立てられる

1/15(月) 18:26配信

東京商工リサーチ

元従業員が破産申立

 スキージヤーナル(株)(TSR企業コード:292596626、法人番号:1011501016409、北区滝野川7-47-3、設立昭和59年4月、資本金1000万円、長橋好美社長)は1月9日、元従業員らから東京地裁に破産を申し立てられた。元従業員側の申立代理人は関秀忠弁護士(弁護士法人ほくと総合法律事務所、千代田区麹町2-3、電話03-3221-9873)。
 関係者によると負債総額は約8億3000万円だが、開始決定が出た場合、調査の中で変動する可能性がある。

 昭和41年創刊の月刊「スキージャーナル」を出版していた前身企業の(株)スキージヤーナル(TSR企業コード:290679125、法人番号:8010001020328、東京都千代田区)の出版事業を譲り受け設立された。当社が発行する「スキージャーナル」はスキーをはじめとしたウィンタースポーツの月刊誌として、スキー技術や指導法、競技スキーや国内外のスキーリゾート情報などを掲載し、愛好家らを中心に広く知られていた。
 また、51年創刊の月刊「剣道日本」などの定期刊行物の出版も手掛けるほか、スキー、フィギュアスケート、登山などの各種スポーツに特化した実用書や関連映像の制作なども行っていた。
 平成4年5月期の売上高は約16億5000万円を計上していたものの、近年は出版不況による発行部数の減少に歯止めが掛からず売上が落ち込み、27年5月期の売上高は約5億5500万円に低下。その後も業況が好転せず、資金繰り悪化から債務の支払遅延なども発生し、29年12月8日に資金ショートを起こしていた。12月29日には経営悪化を理由に、月刊「スキージャーナル」と「剣道日本」の出版を30年1月号をもって休刊とすることを発表。以降は、実質的に事業を停止していたが、会社側による債務整理がなされず、資産が散逸する事を避けるために、賃金の未払い状態が続いていた元従業員らにより破産を申し立てられた。

東京商工リサーチ