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キャンセル相次ぐ「雪の郷」 誰がイメージを壊したか 中国・黒竜江省

1/15(月) 18:35配信

CNS(China News Service)

【東方新報】今シーズン、中国・黒龍江省(Heilongjiang)の雪深い村として人気の「雪の郷」でぼったくられたという噂がインターネット上で広まり、繁忙期が始まったばかりの「雪の郷」が窮地に立たされることになった。一度話題になるとあっという間に同じような体験談が寄せられたが、「ぼったくり」トラブルが発生しているのは、本物の双峰林場「雪の郷」の外で、村とは関係のない者が営業している旅館だったが、旅行客にとってはどれが本物の「雪の郷」なのか判別しにくい。しかし、この問題をきっかけに「雪の郷」では宿泊予約のキャンセルが相次いだという。

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「雪の郷」は2013年、ある有名なバラエティ番組の舞台となってから人気が出て、同年は18万人もの旅行客が訪れ、翌年には30万人にまで増えた。

 ネット上でぼったくりがあったとクレームがあったという「雪の郷」をかたる旅館は、「趙家大院」という名称。旅行サイトに表示されている旅館の位置は、地図上では「雪の郷」の中だったが、実際はそこから10キロほど離れた場所にある。問題を受けて、この旅館は各旅行サイトから削除された。

 本物の「雪の郷」は、現地の住民が自宅を一部改造して旅館として観光客をもてなしており、みな「雪の郷」のブランドに誇りを持っている。村内の物価は確かに安くはないが、価格はすべて明記されている。

 一連の騒動を受けて、繁忙期のため現地の国有林管理局から幹部が30人派遣され、常駐している。屋台の焼き芋屋に至るまで担当が決められ、旅行客に満足してもらうため高品質のサービスを提供するように巡回し、監督・管理するという。

 現地観光局が3日までに処理したクレームは21件。観光案内士の証明書が19件没収されたほか、違法に得たとして返金された金額は7万779元(約121万7398円)、公安機関に拘留された旅行会社関係者は4人となった。(c)東方新報/AFPBB News

※「東方新報」は、1995年に日本で創刊された中国語の新聞です。