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野球人“第2の人生” 元西武外野手・西岡良洋さん 沖縄にほれ込み出店「肉割烹29」

1/16(火) 12:04配信

琉球新報

 沖縄県那覇市西町に隠れ家的にたたずむ「肉割烹29」に、夜ごと野球人がいざなわれる。近江牛の焼き肉が3500円で食べ放題というこだわりの肉質と価格もさることながら、人当たりの良い語り口で客をもてなすオーナーの西岡良洋さん(56)との野球談義に花が咲く。代打西岡、背番号29―。解説者時代の野村克也さんに「日本一の肩」と評されたこともある、元プロ野球選手だ。


 1995年の現役引退後に東京の赤坂と新宿で焼き肉店を営む西岡さん。思い描いてきた沖縄への出店は2016年の暮れ、高級日本料理店が移転した後の店舗を借りて「肉割烹29」の看板を掲げた。

 「肉文化の沖縄でステーキをやっても地元の老舗にかなわない。だったらブランド牛の食べ放題をやってみようかなと。1頭買いの和牛を自分で解体して仕入れ値を抑えているから、安く肉を持ってこられる」と価格の秘けつを明かす。

 大阪出身で、1979年に田辺高校(和歌山県)から西武ライオンズにドラフト外で入団。左投手に強い強肩俊足の外野手として頭角を現し、86年にはゴールデングラブ賞も獲得した。

 アキレスけん断裂の大けがから復帰した89年のシーズンオフには、鹿取義隆投手(現読売巨人GM)との1対1の交換トレードで巨人へ。野球ファンを驚かせた移籍劇の当事者となった。

 横浜ベイスターズコーチ時代、春季キャンプで過ごした沖縄の人と温暖な気候にほれ込み、毎年のクリスマスを家族で過ごすようになった。「肉割烹29」を開店すると半月ごとに沖縄と東京の店舗とを行き来する。各球団がキャンプインする2月になると、なじみの野球関係者でにぎわう繁忙期がやって来る。

 「年を取っても温かい沖縄に通える場所を持ちたかった。落ち着いたら沖縄の高校野球を見に行ったり少年野球を教えたりできるといい」と“第2の人生”に期待を膨らませる。

琉球新報社

最終更新:1/16(火) 16:33
琉球新報