ここから本文です

「私は夢を叶えられませんでしたが…」 新人駅員から受験生へ、等身大の黒板メッセージに寄せられた共感

1/19(金) 7:00配信

withnews

 「私自身、受験生の頃に持っていた夢は叶えられませんでした」。センター試験に合わせて、福島県のJR郡山駅に設置された黒板メッセージが注目を集めています。大学を昨年卒業した新人駅員が書いた、等身大の応援メッセージです。制作の経緯を聞きました。

【画像】話題の黒板はこちら(全文読めます)。2年前のメッセージや、各地の駅に設置された応援黒板も紹介

こんなメッセージです

 センター試験前日の今月12日、郡山駅内に設置された黒板を写した画像が、ツイッター投稿されました。

 そこには、チョークでこんな文章がつづられています。

 ◇ ◇ ◇

 受験生のみなさまへ

 いつもJR郡山駅をご利用いただきありがとうございます。

 いよいよセンター試験ですね。

 私も数年前に緊張しながらセンター試験に臨んだことを覚えています。

 みなさんと同じように朝から晩まで問題集と向き合い、友達と励まし合いながら当日を迎えました。

 きっとみなさんには夢があると思います。

 目指す職業がある、学びたい専攻がある、一人暮らしをしてみたい、東京に出たい……何でも良いと思います。

 思い描くキラキラした夢をぜひ自分のものにしてください。

 私自身、受験生の頃に持っていた夢は叶えられませんでした。

 しかし、大学に進学して、新しいことを学び、見て、沢山吸収できたのは自分の財産になっています。

 そして、今こうしてJR東日本の社員として働いていることを誇りに思っています。

 みなさんの可能性は無限大です!!

 支えてくれた家族、友人、先生、最後は自分を信じて力を発揮してきて下さい。

 みなさんに少しでも力を分けることができたら幸いです。

 郡山駅社員一同応援しています。

 平成30年1月郡山駅社員一同

駅助役に聞きました

 この投稿に対して、「泣ける」「受験生、頑張れ!」といったコメントが寄せられ、リツイートは1100、いいねは2400を超えています。

 郡山駅の営業総括助役・松崎栄さんによると、センター試験当日に応援メッセージが書かれたポケットティッシュやカイロを配布。それに合わせて、黒板メッセージも設置したそうです。

 「昨年入社した新人の女性駅員が『書きたい』と申し出たんです。内容は若い人の感性に任せました」

 郡山駅では、2年前の2016年にも黒板メッセージを設置。「あの頃抱いていた夢は叶えることができませんでしたが、道はひとつではありません」という内容で話題になりましたが、今回書いた駅員とは別人だそうです。

 「当時の駅員はすでに異動しており、郡山駅にはいません。今回書くにあたって、2年前の内容を見るかどうか声をかけましたが、『オリジナリティーが出ないから』と見ませんでした。それだけに、書き上がったものを見て驚きました」と松崎さん。

 今回書かれていた「受験生の頃に持っていた夢」については、あえて尋ねていないそうです。

 設置されている間、足を止めて見入る人や、写真を撮ってSNS投稿する人たちを見かけたという松崎さん。

 話題になったことについては「このメッセージを見た受験生がリラックスして、夢に向かって一歩踏み出してくれたならうれしいです」と話します。

最終更新:1/19(金) 9:48
withnews