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骨太&一級の娯楽作!~松本潤『99.9』はシーズン2でさらに進化~

1/19(金) 22:03配信

トレンドニュース(GYAO)

嵐の松本潤が演じる深山大翔が帰ってきた。
TBSの日曜劇場はヒット作品が多く、『半沢直樹』を初め『ルーズヴェルト・ゲーム』『下町ロケット』などに多くの視聴者が魅了されてきた。
2017年も『A LIFE~愛しき人~』『小さな巨人』『陸王』と好調だった。そして16年夏の放送時に平均視聴率17.2%と大好評だった『99.9 -刑事専門弁護士-』が、SEASON2として始まった。
心待ちにしていた視聴者は多かったようで、初回視聴率15.1%は今のところ今クールトップである。

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■大ブレークの予感

主演・松本潤と同様、魅力的な共演者が今回もひき続き出演している。
刑事専門ルーム室長の香川照之・所長の岸部一徳に加え、パラリーガルの片桐仁・マギーらが健在だ。また深山大翔が住む小料理屋「いとこんち」のアフロ頭の店主・池田貴史と客の岸井ゆきのも見逃せない。
そしてシーズン2から参加する木村文乃も注目だ。

日曜劇場がヒットするか否かは、作品に“正義“というコンセプトがあるかどうかが影響してきた。
大ヒットとなった『半沢直樹』もそうだったが、高視聴率となった去年の『小さな巨人』や『陸王』も同じだった。大ピンチに立たされた主人公が、“逆境を跳ね返し、誠実さと信念をどう貫くか“がストーリーの軸で、“誠実さと信念“ゆえに視聴者は手に汗握り応援して来た。
今回の『99.9 -刑事専門弁護士-』も、圧倒的な逆境は刑事裁判の有罪判決率が99.9%という事実。国家権力を相手に逆転が極めて困難な中、残された0.1%の可能性にこだわって地道に事実を追求する物語となっている。ヒットの要素は十二分にあり、ブレークの予感に満ちていると言えよう。

■もう一つの面白さ

同ドラマの面白さは、“誠実さと信念“以外にもある。
細かい小ネタ、ダジャレなどのセリフ、そして小道具などに面白い遊びがちりばめられている点だ。その小細工をいくつ集められるか、松潤ファン、日曜劇場愛好家、そしてドラマ通にはうれしい演出なのだ。

例えば主人公の弁護士・深山大翔は、プライベートでは料理を得意としている。ただで部屋を提供してもらっている居酒屋では、料理をしながら事件の考えをまとめていくシーンが毎回出てくる。
シーズン2の初回冒頭では、深山が食べるサンドイッチに、“マイソースボックス“から出した「深山特製 アジアンテイストマヨネーズ」をかけていた。後に商品化されるのではないかと期待が膨らむ。

斑目法律事務所の弁護士で元検事の佐田篤弘にも遊びがある。例えば顧問弁護士としての契約を成立させるシーン。書類をよく見ると、取引先の会社は“ゲイツビルディング株式会社“と書かれており、しかも取締役社長の名は、“マイク呂偉“だ。
別の契約書では、“所商事株式会社“の代表取締役会長が“所譲二“になっている。
所長・斑目春彦から民事と刑事の案件を兼任し、刑事部の弁護士たちと事務所の統括を佐田が頼まれたシーン。馬好きの佐田の部屋の壁には、競馬のさまざまな賞がかけられている。「何かあるな?」と目を光らせてみれば、なんと“愛川賞“や“咲雷賞“と芸能人の名前を引っ掛けている。
こんなちょい悪ノリなジョークたち。俳優たちのセリフの傍らで、画面の端っこで小さくパフォーマンスしている。エンターテインメントに徹するこうした演出も、見どころの一つだ。

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