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勉強するほど失敗する!? 投資の意外な落とし穴

1/20(土) 10:15配信

投信1

 証券投資や投資信託で、運用がうまくいかず、こう考えている方はいませんか? 

・証券会社や銀行の担当者が適切なアドバイスをくれない
・選んでいる投資信託がよくない
・証券投資に関する知識が十分でない

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 確かにそういう面はあるのかもしれません。しかし、書籍『投資信託でうまくいく人、いかない人』の著者で、投資家心理に詳しい白石定之さんは、「これらは本質的なものではありません。うまくいかない本当の理由は『一喜一憂』してしまう心理にあるのです」と話します。では、どうすればうまくいくのか。白石さんに解説してもらいました。

人間ならばあたりまえの感情

 マーケットの動きに一喜一憂してしまうのは、人間であればごく自然なことです。増えれば嬉しい、減れば悲しい。当たり前のことでしょう。しかし、一喜一憂の度合いが強い人ほど、投資で失敗する人が多いのも事実です。

 私は、一喜一憂の感情は、「欲」と「怖れ」から成っていると考えています。「欲」は資産が増えれば増えるほど出てきて、「もっともっと」とマーケットが高いところで買わせます。「怖れ」は資産が減れば減るほど出てきて、安いところで売らせる、もしくは慎重にさせます。

 投資の鉄則は、「安いところで買って、高いところで売ればよい」ですが、「欲」と「怖れ」によって、結果的に人は「高いところで買って、安いところで売る」をしてしまいます。頭ではわかっていても、感情がそうなってしまう。自分の感情ではあるのですが、容易にコントロールできないのです。

高値で買い、安値で売ってしまう理由

 このことを理解するには、一喜一憂の感情は、あなた自身ではなく、「あなたとは別の存在」だと捉えてみるとわかりやすいと思います。

 自分とは別の存在である「一喜一憂くん」が、私たちの心の中にいとも簡単に入ってきて、マーケットが上昇すると、「ほら、楽しいでしょう。もっと楽しもうよ!」とささやいて私たちをワクワクさせ、高い局面でさらにお金を投じさせます。一方でマーケットが下落すると、「もうこんな怖いことはやめようよ」とささやいて私たちを怖がらせ、安い局面で売らせる。一喜一憂の感情とは、そのようなものなのです。

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最終更新:1/31(水) 11:30
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