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首都圏の雪予想 4年前の大雪と同じパターンの可能性も

1/21(日) 7:26配信

ウェザーニュース

 4年前の大雪を関東の皆さんは覚えていらっしゃるでしょうか。明日22日の首都圏、状況的に4年前の大雪と同じような気象条件となる可能性も考えられ、十分な警戒が必要です。当時の具体的な影響を振り返り、そのメカニズムを解説します。今回の雪予想に対する皆さんの行動のシミュレートに役立てていただければと思います。

◆経験したことのないような大雪と吹雪
 2014年2月8日、東京では0時過ぎから雪の報告が届き始め、6時には関東地方のほぼ全域が雪に。8日昼頃から午後にかけては徐々に降水が強まり、積雪が1時間に3~5cmのペースで増えました。普段の景色が見えなくなるほどの吹雪となった所もありました。

▼当時の各地の最深積雪 (2014年2月9(日)10時時点)
 松本市 49cm
 甲府市 43cm
 千葉市 33cm(観測史上最高)
 東京都心 27cm(45年ぶりの大雪)
 横浜市 16cm

◆交通機関も大打撃
 各交通機関も運休や通行止めが相次ぎ、足止めを余儀なくされた方も多数いらっしゃいました。

▼当時の交通機関への影響
・鉄道
 首都圏の各主要路線にて、運休遅延など大きな影響
・道路
 新東名高速道路が開通後初の全線通行止めとなるなど、東名高速・第三京浜道路を除く各主要路線で通行止めが発生
・航空
 羽田で717便、その他各地でも欠航が相次ぐ
 翌日も機材繰りや滑走路除雪の影響で初便から23時台まで欠航多数

 また、翌週にも再び同じようなエリアで大雪となり、影響が拡大しました。

◆最大の理由は『気温』が低いまま経過したこと
 当時、発達した低気圧に向かって関東の内陸に溜まっていた冷たい空気が流入。この冷たい空気の影響が強く、低気圧の持つ暖気を寄せつけなかったため気温が低いまま経過しました。
 内陸部で大量の降雪・積雪があったことで、地上付近に分厚い寒気の塊が形成され、低気圧の暖かい空気が関東地方に流れ込めなくなったのが原因と考えられます。

 南岸低気圧の場合、低気圧が近づいてくることで気温が上昇し、雪が雨に変わることがよくありますが、雪のまま経過したため総降雪量が多くなったのです。


 今回の南岸低気圧の通過時も同様の条件となる可能性は十分に考えられます。
 ほんの少しの大気条件の違いで雨⇔大雪と影響の振れ幅がかなり大きくなるため、今後の最新情報を随時御確認下さい。

ウェザーニュース