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サインツ、激戦2018年ダカールラリー優勝の裏側に息子サインツJr.の存在ががあったことを明かす

1/21(日) 22:33配信

motorsport.com 日本版

 ダカールラリーで優勝したカルロス・サインツは、彼の息子であるサインツJr.と共にダカールラリーを戦い続けていたことを明かした。

ハイライト動画:ダカールラリー最終日

 父サインツは息子のサインツJr.が幼少期のカート時代からF1へステップアップするまで常に付き添い、現在も息子のレースを見るために会場を訪れている。

 1月上旬からスタートした2018年ダカールラリーでプジョーのマシンに乗り、自身2度目の優勝を遂げたサインツは、イベントの2週間でその親子関係が“逆転“していたことを明らかにした。

「ステージが終わった後、毎晩彼と話をしていた。私が彼にアドバイスを与えてきたように彼はこれまでの仕返しをするかの如く、私にアドバイスをし続けていた」

「我々は日々の戦略について話し合っていたのだが、彼は毎度何が良く、何が悪かったのかを尋ね、それにコメントしていた」

 なお、サインツの勝利が確定した時、息子のサインツJr.は自身のTwitter上で次のような祝福の言葉を述べた。

「今日は父のことを世界一誇り高く思うよ。父は55歳の時、南アメリカで行われた激戦のダカールラリーで優勝を遂げ、そして今回も自分のやり方で勝利を掴み取ったんだ。カルロス・サインツとそのコ・ドライバーのルーカス・クルス、本当におめでとう!」

“パリダカ時代“を上回る難しさ

 今年のダカールラリーはリタイアが続出するほど厳しい戦いとなったと語ったサインツは、同僚のステファン・ペテランセルが優勝争いから脱落し、チームにとっても不利な状況に立たされた中で首位を維持することは、精神的にも困難なことであったと振り返った。

「イベントでは日々様々なことが起き、非常に困難だった。毎日、自然のトラップが仕掛けられており、予期せぬ事態が起きた。そういうものを対処するのに運がなければならなかったのだ。このようなイベントを私は今まで一度も走ったことがない」

「2週間連続して行われるラリーで勝利するのは難しいことだ。その中で2番手に44分の差をつけて勝利できたのだから、良い仕事ができたといえよう」

「2006年と2007年に参戦したアフリカでのダカールを含め、これまで経験してきた中でこのイベントが最も難しいと感じた」

「私は自分の人生を慣れ親しんできたWRCに捧げてきた。WRCで走る伝統的なラリーステージをこれまで楽しんできたのだ」

「ダカールの全てを見てきたが、計測ステージ外のニュートラルゾーンがたくさんあるという点は、私にとって慣れない部分だ。タイム差がかなり開いている時、リズムを保つのは難しい」

「ゆっくり進んでもミスを犯すことがあり、慎重な姿勢を保ち続けることに慣れていないため、集中力を持たせるので精一杯になった」

 サインツに対しプジョーが2018年限りでダカールラリープログラムから撤退することについて、改めて訊くと彼は次のように語った。

「それについて考える時間はまだあると思っている。プジョーが活動から手を引いた後、我々がどうなるのかは後々わかることだろう」