ここから本文です

伝説の雑誌「CONTINUE」なぜ8年ぶりに復刊? 「51号」に込められた思いとは

1/23(火) 19:17配信

BuzzFeed Japan

2010年2月発売の50号をもって休刊したカルチャー誌『CONTINUE』(太田出版)が1月23日、約8年ぶりに復刊した。2001年に創刊された『CONTINUE』は初期はゲーム、その後はアニメ、特撮、マンガなど幅広いオタク系の話題を取り上げ、独自の視点と切り口で人気を博し、ブレイクする前のPerfumeが連載していたことでも知られる伝説の雑誌だ。
【BuzzFeed Japan / 徳重辰典】

雑誌業界において休刊=廃刊となっている中、なぜ2018年に新創刊することになったのか。8年ぶりとなる新創刊号が、あえて「51号」とした深い理由とは。創刊から編集長を務める林和弘さんをBuzzFeed Newsはインタビューした。

――新創刊おめでとうございます。僕も0号からの読者なので、復活すごく嬉しいです。そもそも8年前、なぜ休刊してしまったんですか?

「人事異動が理由です。社長から『ウェブをやってほしい。50号でちょうど区切りだから、一旦辞めよう』と言われ、2010年2月売りの50号で休刊しました。その後、ウェブサイト『ぽこぽこ』をやった後、どういうわけかウェブの後に営業部にいって書店営業もしていました。最後の方は営業部長になってました(笑)」

――まさか営業部長に! 50号ごろは売り上げなどが下がっていたりはしたんでしょうか?

「売り上げ的にはペイできてましたし、『saku saku』など雑誌から生まれた単行本は凄く売れていました。プロジェクトとして『CONTINUE』を止める理由はなかったです。初代『龍が如く』をクソゲーと書いたことで、セガの名越(稔洋)プロデューサーがマジギレして休刊したという噂がネットに流れたんですけど、明確に違います(笑)」

――デマでしたか(笑)。休刊から8年の歳月をへて、なぜ今『CONTINUE』を復刊されたんですか。

「『CONTINUE』時代に『ハチミツとクローバー』の別冊で仕事をした方が実写映画『三月のライオン』のプロデューサーをしていて、『CONTINUE』の別冊としてまた特集本をやってくれないかと言われたんです。それで昨年『クイックジャパン』の冠を借りて、『CONTINUE』のスタッフを集めて作った『別冊クイック・ジャパン 3月のライオンと羽海野チカの世界』がおかげさまで売れたんです。そこでこの方法論はまだいけるなあと思いました」

「そんな時、会社からもまた雑誌をやらないかと言われ、雑誌をやるなら『CONTINUE』しかないでしょとなった。ただ、実際にやれるのか全然自信がなかったときに、前に編集部にいたプチ林が会社に復帰してくれることになって。その瞬間に『あ、これはやれるな』と思い、社長に『営業部長を辞めて、編集一本に戻してくれ』といって、編集部に戻りました」

――昨年末の『CONTINUE SPECIAL』、そして新創刊の発売が発表されるとTwitterなどでは多くの喜びの声がありました。

「反響は嬉しかったですよね。あんなに反響があるとは思わなかった。びっくりしたのは全巻持ってますと写真をTwitterにあげる人が多くて。僕だって一、二巻は持ってないです(笑)。漫画家の田中圭一さんは飲むたびにやるべきだとおっしゃっていただいていたので、復刊を喜んでくれました」

――復活した『CONTINUE』では、休刊前と同じ連載であったり、ライターの顔ぶれも同じであったりと地続きなことが、ファンにとっては嬉しいところです。

「ライターも引き続きですし、あきまんさんも四コマ漫画『桜田ふぁみりあ♪』をやっていただいてます。吉田豪さん、掟ポルシェさんにも続けてもらっています。豪さんには、また同じ連載をやってくださいとすごく丁寧なメールでお願いしたら一発『やりますよ』とだけ返って来ました(笑)。すごく嬉しかったですね。あとは以前の連載陣に加えて、休刊中に僕が仕事をした柴那典さん、カレー沢薫さんなども新たに加わっています」

1/2ページ

最終更新:1/23(火) 19:34
BuzzFeed Japan