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【特集】192人におもちゃ届けず自己破産手続きへ 業者を直撃

1/23(火) 14:54配信

MBSニュース

“注文したおもちゃが届かない”というネットショッピングでのトラブル。取材を続けると、商品が届いていないのは店が閉鎖した前後だけではありませんでした。改めて経営者を直撃取材しました。

おもちゃが届かない

大阪府堺市に住む松本華子さん(29)は、2歳の長女・珀瑠ちゃんの誕生日プレゼントにとインターネットで去年、おもちゃのキッチンセットを注文しました。価格は6万8050円でかなり値が張りますが、娘の喜ぶ顔を見ることができるならと思い切って購入しました。

商品は注文を受けてから作る受注生産で、松本さんは代金を前払いで振り込みました。ところが…

「入金が(去年の)1月12日、次の日に入金確認のメールをもらったが、それ以降は一切連絡がなかったんです」(松本華子さん)

納期は半年後と言われていましたが、待てど暮らせど商品は届きませんでした。

「とても失礼な行為だと。なぜこういう事態を招いたか説明してほしい。悔しいですし、子どもは大きくなる一方なので、できることなら今すぐにでも届けてほしい」(松本華子さん)

このようなトラブルは松本さんだけではありませんでした。インターネット上には商品が届かないという書き込みが相次いでいたのです。

「我が家も未だに届きません。10か月経ちました」
「うちは2年半待ってもきません!!!」

「誠意をもって対応」断言も自己破産手続きに

なぜ商品が届かないのか?取材班が経営者の男性(45)を直撃すると…

「店が駄目になって(店を)清算しないと仕方がなくなりました」
Q.想いを踏みにじられたという声も多いが?
「何ら言うことはないです。本当に申し訳なく思っています」

経営者の男性は代金を受け取ったにもかかわらず、商品の製造すらしていなかったことを認めました。

「1日多くても1つとか2つ弱しか作れない。多い時は1日2個の注文が入ると結構ギリギリになってしまって。たくさん儲かる仕事ではない、手間がかかるので。無理して注文を受けて材料費の比率も高くなって、本当に自転車操業的なものです。全てにおいて私の責任で、逃げも隠れもしないので誠意をもって対応していくしかないと思います」(経営者の男性)

誠意をもって対応すると断言した男性はその後、自己破産手続きに入りました。男性におもちゃを注文していた債権者の数は192人。そのほどんとが子どもを持つ母親です。

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最終更新:1/23(火) 14:54
MBSニュース