ここから本文です

【巨人】吉川光、ツーシームを封印「150キロ」再び

1/27(土) 6:05配信

スポーツ報知

 巨人の吉川光夫投手(29)が26日、春季キャンプのブルペンでツーシームを封印し、原点回帰を目指すことを宣言した。昨年まではブルペンから多投してきた球種だったが、「今は(ブルペンで)ツーシームは一切投げていない。キャンプでも、なるべくそうしていきたい」と明かした。

【写真】昨季は中継ぎも経験した吉川光

 明確な理由がある。日本ハムに在籍していた12年に14勝5敗、防御率1・71でパ・リーグMVPを獲得。当時は150キロ超の直球を軸に打者をねじ伏せてきた。しかし、14年以降はエースとして完投数の増加を目指し「1球でアウトを取ることができる球種」と、直球と同じような球速で打者の手元で沈むツーシームの割合を増やした。

 だが、結果として「曲げようと意識することで体が開いてしまい、直球の球速まで落ちてしまった」。常時150キロ台前半から140キロ台後半を計測してきた直球が140キロ台中盤に低下。今キャンプでは真っすぐの力強さを取り戻すことを最優先する。「150キロは出せると思っている」と自信はある。

 この日はG球場で自主トレを行い、キャッチボールやウェートトレーニングなどで汗を流した。移籍1年目の昨季は12登板で1勝3敗、防御率5・87に終わったが、斎藤投手総合コーチは菅野、田口に続く先発ローテーションの一角としてFA加入の野上、山口俊、中川とともに期待を寄せている。これには左腕も「名前を挙げてもらっている間に何とか結果を残さないといけない」。左の剛腕が本来の輝きを放てば、先発陣の厚みは確実に増すはずだ。(後藤 亮太)

 ◆ツーシーム 人さし指と中指だけをボールの縫い目に沿ってかけ、直球と同じように投げる。直球よりも球の回転数が落ち、シュート気味に沈んだり揺れ動くように変化する。打者から見れば、ボールの縫い目(英語でシーム)が1回転につき2本しか見えないことから、こう呼ぶという説も。小指を除く4本の指が縫い目にかかる直球(フォーシーム)と対比されている。

最終更新:1/27(土) 7:46
スポーツ報知