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核への不安とトランプ政権。最悪の場合に何が起きるのか。

1/28(日) 7:01配信

BuzzFeed Japan

ハワイでの弾道ミサイル警報の誤報、核被害に関する全国セミナーのキャンセル、北朝鮮に向けたツイートをやめられない大統領。考えもしなかったことを考えさせられるようになってきた。アメリカに対する核攻撃だ。

16日、米国疾病管理予防センター(CDC)は何か月も前から予定していた発表を突然キャンセルした。「原子力災害における公衆衛生対応」という発表で、インフルエンザに関するセミナーと差し替えられた。この差し替えのあと、多くの報道機関がこの出来事と、13日にハワイで発生した弾道ミサイル発射の誤報に注意を促した。この緊急警報にはハワイの住民、核専門家が震え上がった。

核に対する強い恐怖心は冷戦時代の特徴だが、長い週末の間に、トランプ政権のもうひとつの特徴へと発展した。16日、北朝鮮の核戦力を抑制する外交施策を協議するために、カナダとアメリカは外相会議をバンクーバーで開催した。北朝鮮の核戦力は、この1年間で憂慮するほど増強している。11日、さらに核ミサイルを増やすという米国防総省の計画の漏洩を、ハフィントンポストが報じている。そして先月、連邦政府の予算には合意できないのに、アラスカなどにおけるミサイル配備を増強する40億米ドルの追加予算を、議会はあっけなく承認した。

そのような攻撃をどの程度正確に展開できるのか、確度がそこまで高いのかについては、BuzzFeed Newsが取材した核安全保障の専門家の間でも意見が分かれる。だが、もし実際に弾道ミサイルで攻撃を受けた場合、最悪の事態が起きたら、何十年にもわたる核の恐怖、セミナー、学校での訓練にもかかわらず、アメリカ人の多くは放射性降下物から身を守る基本も知らず、米保険当局は負傷者の数、重症度に対応する準備が痛ましいほどできていない。そして、「核の秋」による環境への影響で、膨大な数の人が餓死する。

米国科学者連盟の推定によると、北朝鮮は現在、10~20の組み立て済み小型原子爆弾を保有している可能性がある。漏洩した米国防情報局の分析では、北朝鮮は現在、合わせて60弾分ほどの爆弾の材料を保有しており、ミサイルに搭載して打ち上げる小型の弾頭を製造したと、昨年夏に結論づけられている。誇大妄想をした北朝鮮政権がアメリカの侵略と勘違いして、核兵器を使用する危険がある、と分析するものもいれば、核兵器は元来、使用するには危険であるという核の抑止力の理論に、金正恩は従う可能性が高い、と主張するものもいる。

そんな不透明な状況の中、私たちは計画を立てている。

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最終更新:1/28(日) 7:01
BuzzFeed Japan

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