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米で自主トレ開始の清宮 栗山監督も絶賛する“肉体の秘密”

1/30(火) 17:42配信

日刊ゲンダイDIGITAL

「すごくいい内容。あそこまでやれているんだったら、高校生というのは関係ない」

 日本ハムの栗山監督は清宮幸太郎(18=早実)について、こう言ったという。

 昨年、ドラフト1位指名後、本人がウエートトレーニングをやっているシーンを動画で確認しての感想だ。

 日本ハムOBが言う。

「日ハムの新人合同自主トレは、他球団と比べてメニューが軽め。新人はただでさえ周りに刺激されて飛ばしがち。無理をしたがゆえのケガや故障を防ぐためで、必要に応じてトレーニングコーチやトレーナーがブレーキを踏むケースもある。そんな中、清宮は初日から居残りでロングティーを行うなど練習量がケタ違いに多かったにもかかわらず、首脳陣に黙認された。体力や筋力が高校生離れしていると判断されたからです。途中で右手親指をケガしてペースは落ちたとはいえ、アリゾナで実戦をこなす一軍キャンプについていける体は十分、できているということですよ」(日本ハムOB)

 白水トレーナーは自主トレ開始後、「(バットを)振る動きは持っているものがある」と話していたが、スイングどころか体力や筋力は社会人出身レベルというのが首脳陣の見立てらしい。その土台となっているのがジムでの科学的トレーニングだ。

「清宮は190キロ弱のバーベルを担いでスクワットをする。1回、2回ではない。1セット8回でそれを3セットこなすというのですから、同じ年の高校生をはるかに凌駕しています。背筋はケタ外れだし、尻回りや下半身もかなり鍛えられている。体に関してはほぼ完成されているともいいます」(マスコミ関係者)

■中学時代から計画的に

 清宮が通っていたジムは、プロスポーツ選手から一般人まで個人的なトレーニングを行うことができる。筋力はもちろん、敏捷性や柔軟性も鍛えるという。プロのアスリートがやるような高度なトレーニングをすでに仕込まれているのだ。

「清宮は中学時代から計画的に体づくりをしてきた。今は184センチで102キロ程度ですが、1年間で何キロずつ増やすかを計算して無理なく大きくしてきた。今の体が体脂肪率も含めてベストだそうです。だから他の新人のように一から体づくりをする必要がない。あとはプロで通用する技術を身につけ、磨いていけば力を発揮できると首脳陣は踏んでいます」(前出の関係者)

 合同自主トレ期間中も、190キロのバーベルを担いで、シコシコ鍛えていたとか。その力を今後、課題とされる走りなどにどう生かすかが大事になる。

 むろん、プロでは壁にぶち当たるだろうが、栗山監督が1年目から戦力として期待するのも納得だ。

 その清宮は29日(日本時間30日)に、米アリゾナで自主トレを開始。「気持ちがいい、気持ちがいいです」と笑顔を見せた。

 プロ入り後初めて一塁で、ノックを受けた。一塁を争う中田翔とともに、塁間スロー、内外野守備練習などをこなした。

 ルーキーの守備について中田翔は「普通に守っていたと思う。いろいろ(守備が下手などと)書かれていたけど、全然そんなことない」と印象を口にした。

 痛めていた右手親指は万全でないのだろう。ティー打撃は、患部にテーピングや緩衝材を装着。フリー打撃は解禁とはならなかった。

 自主トレ初日を終えた清宮は「今日の(練習)くらいならやれると思ったが、焦らずやりたい」と話した。

 視察に訪れた栗山監督も「日本に帰るまで慌てる必要はない」と話しただけに、ひとまずはスロー調整となりそうだ。