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能登断水、1万世帯超 空き家で漏水、気付かず被害拡大か

1/30(火) 1:19配信

北國新聞社

 能登各地で29日、水道管の凍結、破裂による断水被害が広がった。石川県と各市町のまとめによると同日午後10時現在、9市町の約1万1千世帯で断水したり、水が出にくい状態となり、各市町は給水車を出すなど対応に追われた。27日までの寒波で能登は冷え込みが特に厳しかったことに加え、空き家が多いことから水道管の破裂に気付かずに漏水が続き、配水池の供給が追いつかなくなったことで被害が拡大したとみられる。

 被害調査が終わっていない地域もあり、断水した世帯数はさらに増える可能性がある。水道業者が修繕にあたっているが、水道管が雪に埋もれて漏水箇所が確認できない問題もあり、復旧のめどは立っていない。

 石川県危機対策課や各市町のまとめによると、午後7時現在で、輪島市と志賀町で約3千世帯、能登町で約2千世帯、中能登町で約1500世帯、穴水町で300世帯、羽咋市で120世帯、宝達志水町で100世帯、珠洲市で90世帯で断水したり、水が出にくい状態となった。

 七尾市では、凍結防止のため水を出しっぱなしにする影響で、配水池の水かさが減り、午後10時から灘浦地区の1100世帯に水が供給できなくなった。

 輪島市では鵠巣(こうのす)、三井、南志見(なじみ)の3小学校が休校となった。保育所では南志見、鵠巣が休所した。市民生活の水道水を優先するため温水プール「サン・プルル」は当面、休業する。

 能登では25日、七尾で氷点下6・0度、輪島で同5・2度を記録するなど厳しい冷え込みとなった。各市町によると、この寒さで水道管が凍結して破裂、28日から寒さが緩んだことで管の氷が解け、破裂箇所から漏水したとみられる。

 能登各地に空き家が多いことも被害拡大に拍車をかけた。

 志賀町によると、断水被害が起きた富来地域には309軒の空き家があり、10軒に1軒は無人となっている。町は住民に対して蛇口から少量の水を出しっぱなしにして水道管の凍結や破裂を防ぐよう呼び掛けていたが、空き家は対策が取られなかった。町職員や町消防団員による戸別訪問では空き家の漏水が目立ち、この影響で、配水池の水位が下がった可能性がある。

北國新聞社

最終更新:1/30(火) 1:19
北國新聞社