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赤ちゃんを授かるのにかかった費用:私たちの場合

1/31(水) 6:03配信

BuzzFeed Japan

赤ちゃんが欲しいと思ったとき、時間がかかっても、「自然に」妊娠するものと思っていた。なんて甘かったのだろうか。6か月試したのちに、検査をしてもらうことにした。その結果、夫の精子の数が少ないと診断された。医学的な介入なしで妊娠する確率は1%以下で、体外受精が唯一の方法と告げられた。体外受精でたくさんの人が妊娠している、私たちだって、と思った。費用はかかるかもしれないけど、最終的には赤ちゃんを授かるのよね?

2年半後、私に言えることは、「たぶんね」ということだけだ。夫に下された診断は始まりに過ぎなかった。ところでこれは保険適用外である。卵子を3回取り出して、2回胚移植し、1回ポリープを切除して、中隔子宮を修復するのに子宮鏡検査、その他に超音波診断、血液検査もたくさんして、数えるのも面倒くさいくらい自分で注射を打ち、出産どころか、妊娠さえしていない。最近の胚移植では化学的妊娠をしたけれども、実際には「ちょっと妊娠」という程度。現時点で、自費で6万ドル近く費やした。その殆どは低利子のクレジットカードで借りたもの。(約660万円、1ドル=110円換算)

医学的な介入であれ、養子縁組であれ、子どもがいる人、子どもを授かろうとした他の人たちは、どうやったのかを知りたくなった。いったいいくら使ったのか。その結果、どうだったのか。今回、アメリカ各地に住む、背景も収入額も異なるカップル5組に話を聞いた。

インタビューは長さと明瞭さのために簡約されている。

ケイティ・ターヴェイ、エミリー・ニック
歳:30(ケイティ)、37(エミリー)
場所:テキサス州キルゴア
職業:化学技師(ケイティ)、教師(エミリー)
収入:7万5千~10万ドル(825万~1100万円)
費用:2万ドル(220万円)

ケイティ:Known Donor Registry(ドナーが分かる登録所)というホームページがあり、精子を提供してくれる男性が登録しています。普通に性交してくれる人もいます。要はセックスをしたいわけですね。好意から提供してくれる人もいれば、単に変な人もいます。精子バンクに払うお金がないレズビアンやシングルマザーを選ぶ多くの人が、試しています。2番目に話した男性はとても感じがよく、少しおたくっぽかったけど、格好よかった。なので、取引成立。送料に100ドル(11,000円)払いました。発送してくれたのですが、荷物が紛失してしまい大泣きしました。結局、知り合いに頼みました。5か月間試しました。契約書を用意して、合法にするために、公証人に認証してもらいました。その人の精子を使って自宅で子宮頸管内への精液注入を5回試しましたが、分かったことは、その人の精子の数がとても少ないということだけでした。

また、相手が望めば、赤ちゃんが生まれて48時間は権利を主張することができることも学びました。なので、精子バンクに行きました。150~450ドル(16,500~49,500円)の小瓶がありました。送料は、230ドル(25,300円)。毎月、子宮内授精をするために、2瓶買っていました。最初の月に、2回子宮内精子注入をやって、これは保険が適用されました。翌月、自宅で子宮頸管内への精液注入を2種類の精子で試しました。職場まで持ってきてもらいました。それで、ねじ込む、という感じで、医者に戻って、また子宮内授精を2回やりました。そして、ようやく上手くいきました。

第2子のときは、息子が7歳のときで、生理を再開させるためにプロゲステロンを飲みました。同じ医師のところで、子宮内授精を2回試しました。保険に関しては、「前回保険を適用できたのは事故だったので、精子とは別に毎月700ドル(77,000円)かかる」と言われました。医師のところには精子を保管する場所がなかったので、毎月送料だけで230ドル(25,300円)かかりました。この月は搾り取られました。そして、生殖内分泌学者の診療所へ移って、そこでホルモン注射をしながら、子宮内授精を3か月試しました。上手くいきませんでした。レズビアンであるだけじゃなくて、生殖にも問題があるのか、と思いました。8月に2回目の胚移植を試して、妊娠しました。

うちの奥さんは、本当に、本当にやりくりが上手なんです。ずいぶんと出費を抑えられました。子宮内授精と精子の費用は、節約して払いました。2015年の1月か2月に精子を買い始めました。今では3倍の値段がします。ですから、当時250ドルで買っていた小瓶は、同じ提供者なのに800ドル(27,500円→88,000円)します。使わなかったら、買った値段の75%で買い取ってくれます。そしたら、その提供者の精子がなくなってしまい、私たちはびびってしまい、精子バンクに電話をして、言いました。「いくらでも払うから、何とかして」7瓶入荷したので買いました。体外受精用に2瓶残して、すべて使ってしまいました。

体外受精が始まるまでは、お金はストレスではありませんでした。子宮内授精に関しては、ふたりでできました。体外受精を始めたら、「どうやんの?」という感じでした。驚嘆しました。エミリーの祖父が2011年に亡くなり、遺産が少しありました。遺産を使えるか聞くのが怖かったけれども、エミリーも同じことを考えていて、使おうと言ってくれました。借金をするのよりも、その方がいいと。体外受精に必要な金額をきっかり下ろしました。1万500ドル(115万5千円)。そして、薬剤に1500ドル(165,000円)払いました。今回は、保険会社も何か私に異常があると思ったようで、胚移植の費用の一部を払ってくれました。なので、私が払った金額は、900ドル(99,000円)でした。

エミリー:私が費用を少し、例えば半分持ち出して、残りの半分を完済することについて話し合いました。計算したのです。遺産を1万ドル(110万円)受け取って、体外受精に使った方がいいと気づいたのです。

最初の体外受精に失敗したとき、ケイティはかなり落ち込んでしまいました。残っている2個の胚について話し始めました。ケイティはもう1度試したいと言いました。恐らくまた遺産から持ち出すでしょう。残りの2個の胚が上手くいかなかったら、体外受精をもう1度試すことに同意しました。お金の問題だけではありません。身体に対してしていることです。そちらの方が私にはストレスでした。どの薬を飲んでも、気分が落ち込み、塞ぎ込みました。疲れていて、気分が優れないのです。ストレスでした。「また幸せになれるときがくるの?」という感じでした。

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最終更新:1/31(水) 6:03
BuzzFeed Japan