ここから本文です

原燃、3月受け入れ再開 不具合プログラム改修 低レベル廃棄物・放射能誤測定問題

2/1(木) 11:39配信

デーリー東北新聞社

 昨年8月、中国電力などが日本原燃に搬出した低レベル放射性廃棄物で放射能濃度の測定ミスが判明した問題を巡り、電力4社と原燃は31日、青森県庁で記者会見し、不具合が見つかった検査装置のプログラム改修など再発防止策を公表した。原燃はこれを受け、昨年6月から中断していた廃棄物の受け入れを3月に再開する方針を示した。

 ミスがあったのは、中国電の島根原発(松江市)と四国電力伊方原発(愛媛県)、北陸電力志賀原発(石川県)、日本原子力発電敦賀原発(福井県)の計3385本。200リットルドラム缶を9分割した測定データを合算する仕組みだが、一部欠落したまま評価したのが98本、確認用のデータが現存していないのが3287本確認された。

 六ケ所村の施設にほぼ埋設済みだが、原燃は「核種ごとに定めた最大放射能濃度を下回る」として影響がないと説明。欠損のうち14本は原燃が管理建屋に保管中のため、搬出元の四国電と原電に今後戻すという。

 原因については、測定作業が完全に終了しないまま次の作業に移った際、前のデータが保存されていなかったと推定。4社は再発防止に向け、データのサイズが通常より小さい場合にエラーを出す構造に改めるなどし、原燃も受け入れ時の監査で確認を徹底する。

 原燃は同日、本年度の低レベル廃棄物の受け入れ計画を変更したと発表し、3月に中部電力浜岡原発(静岡県)から1888本を搬入する予定を明らかにした。年度当初、1万4192本を受け入れる計画だったが、最終的に4904本にとどまる見通し。一方で埋設施設は満杯に近づいており、原燃は本格的な増設の検討を余儀なくされそうだ。

デーリー東北新聞社