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全国の高校生が能登留学 4泊5日就業体験始まる

2/6(火) 0:58配信

北國新聞社

 全国の高校生が農業や漁場の就業体験を通じて、能登の里山里海の魅力を学ぶ短期留学プログラム第1弾が5日、七尾市内で始まった。参加者6人は4泊5日の日程で、カキ養殖業や農業を体験する。生徒は能登の豊かな自然や人情に触れ合う「能登留学」に胸を弾ませ、主催者側は将来の移住などにつながればと期待した。

 留学プログラムは、七尾市のまちづくり会社「御(み)祓(そぎ)川」が企画した。同社は2011年から、能登で活躍する人材育成を目的に大学生を対象とした長期の就業体験プログラムを実施してきた。今回はさらに対象を広げるため、高校生が参加しやすい短期プログラムを初めて提供した。

 参加したのは、出版とIT事業を展開する「カドカワ」が運営する通信制の「N高等学校」(沖縄県うるま市)の1~3年生。七尾西湾の特産「能登かき」の殻の洗浄作業や、能登野菜「能登白ねぎ」の出荷作業を行う。1年生の南瑠花さん(16)は「1次産業に興味があった。職業観を考えるきっかけにしたい」と意欲を述べた。

 5日に同市生駒町の交流スペース「banco(バンコ)」で開講式が行われ、生徒が自己紹介したほか、就業体験を受け入れる農事組合法人「能登風土」の酒井光博代表が事業内容や、農業や漁業を始めたきっかけや思いを語った。

 生徒は、自分たちが働く様子などを撮影し、就業体験の成果として能登のPR動画に仕立てる。能登風土のホームページなどでも活用してもらう計画だ。

 御祓川の「能登留学」では、これまでに大学生と大学院生約150人が参加した。8人が能登にU、Iターン就職したほか、多くが終了後も能登を訪れるなどファン獲得につながっている。森山奈美代表は「若い人が能登にやってくる仕組みをつくっていきたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:2/6(火) 0:58
北國新聞社