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有賀さつきさん「病状隠し」の背景 テレビでは見せなかった“素顔”

2/7(水) 11:26配信

東スポWeb

 元フジテレビの人気アナウンサー・有賀さつきさん(享年52)の急死には芸能界、テレビ業界はもちろん、日本中が驚かされた。入院中の病院で亡くなったのは先月30日。実の父、洋さん(84)でさえ病状は知らされておらず「退院できるものと確信していた」という。家族にも、かつての同僚たちにも病気の話は一切しておらず「それが本人の意思だったのでしょう」(洋さん)。有賀さんは、なぜそこまで病状をひた隠しにしたのか? その秘密は、テレビ画面からは想像もできない“素顔”に隠されていたようだ――。

 洋さんは5日、報道陣に「結論から申し上げまして、有賀さつきが病状について(誰にも)伝えたくないという、そのことが分かりました。ですから、こんなに皆さまに囲まれても何も語れないのは、本人の意思だということで、お受け止め願いたいと…」と、亡くなった要因について答えることはなかった。
 洋さんが異変に気づいたのは、有賀さんが年始のあいさつに来たときで「私の目から見て、痩せて衰弱してるなと」健診を勧めたという。有賀さんはすぐには動かず、入院したのは2週間ほど前で、自分の意思で決めた。

 最後に会話したのは、亡くなる3日ほど前で「見舞いに行きまして、あぁもうそろそろ退院できるんじゃないかと安心しておりました。私は最後になるとは思いませんでしたから『また来るよ』と。(有賀さんは)普通に応対してました」と、洋さんは毅然と話した。

 有賀さんは2002年からフジテレビのアナウンススクールでOG講師を務めていた。同スクールのHPには、現在も講師陣の一人として「面接対策、自己PRなど」を担当と紹介され、12年以前に撮影されたキレイな宣材写真が載っているが…。

「最後に見た時は、ずいぶん痩せていて、ウイッグを着けていた。『ひょっとして、がんか何かじゃ…』と、みんな陰で心配していたが、本人は気丈に講師を続けていた」とフジテレビ関係者。有賀さんのこうした異変は、16年11月末に出演した「有吉反省会」(日本テレビ系)のころから見られており、ネットで騒がれていた。

 自らの闘病、そして死については、肉親はおろか、かつての同僚や周囲の友人たちにも、かたくなに打ち明けることはなかった。

 これまでの有賀さんを見ている限り、どちらかといえば“ぶっちゃけキャラ”だっただけに、不思議でならない。

 その証拠に、私生活については、もはや伝説になっている不倫告白会見や離婚会見などで、かなりの部分、明かしてきた。だが、テレビカメラの前の天然がかったキャラと素顔には、かなりのギャップがあったようだ。

「局アナ時代から、テレビではチャラチャラした部分を見せていた有賀さんですが、実はめちゃくちゃ真面目。打ち合わせにもちゃんと参加して、台本も読み込んで収録に臨んでいました。収録中はアイドル女子アナのキャラを演じていましたが、カメラが止まると、すぐに“会社員”の顔に戻って、礼儀正しくみんなに、あいさつしていました。離婚会見などでも隠すことなく全てさらけ出していましたが、“会社員”として聞かれたことには誠意を持って答えるという気持ちが、フリーになってからも、ずっとあったからでしょう」と芸能プロ関係者は振り返る。

 有賀さんの私生活において、特に大きな話題になったのは、フジテレビ解説委員だった和田圭氏と02年に結婚、長女をもうけるも、06年に離婚したことだろう。その後、離婚について会見等で「夫婦だったけれど(夫は)上司だった気がする」などと、イメージ通りぶっちゃけた。

 それは仕事場でも同様で、本紙はとんでもないエピソードをキャッチした。和田氏の後輩だったフジの関係者に会った有賀さんは「ヤツは変態だからねぇ~」と笑い飛ばしたことがあったという。

「和田さんを『ヤツ』呼ばわりし、おまけに『変態』とまで言った。でもそれは、決して和田さんに対するイヤミではなかった。社内結婚した夫婦が離婚すると、どうしても社内は気を使ってしまう。私にとって和田さんは上司だったから、なおさら。だから有賀さんは、それを察して“気を使わないで!”とばかりに自ら元夫の話題を切り出してネタにしたんです」と別のフジ関係者は話す。

 一見すると天然で何も考えていないように見えた有賀さんの素顔は、当時の女子アナには珍しい“超”のつく気遣いの人だった。だからこそ、父を、娘を、周囲のみんなを心配させたくない一心で、誰にも病気の苦しみを伝えずに旅立ったに違いない。

最終更新:2/7(水) 11:26
東スポWeb