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宇野昌磨、予行演習は完璧!4回転ジャンプ8本中7本成功

2/9(金) 6:05配信

スポーツ報知

 10チームによるフィギュアスケート団体で、9日に行われる男子ショートプログラム(SP)とペアSPの出場選手が8日に発表され、日本は男子で宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=が最終10番で滑ることが決まった。個人戦でメダルを争う米国のネーサン・チェンと大会初日から激突する。この日の練習は絶好調。首位発進で日本に勢いをつける。ペアは須崎海羽、木原龍一組(木下グループ)が3番目に滑走する。

【写真】羽生結弦、ルッツは回避予定も最大7度の4回転で負傷前と同本数

 好調だった前日から、宇野はさらにギアを上げた。午後のサブリンクでの練習。SP「冬」の曲かけは冒頭の4回転フリップ、後半の4回転―3回転の連続トウループ、3回転半(トリプルアクセル)すべてを決めた。35分の練習で4回転を8本中7本成功。団体戦男子SPでフィギュアジャパンの先陣を切る全日本王者は「がんばります。帰ります。お疲れさまです」と笑顔で去っていった。

 さっそく、今季5戦5勝のネーサン・チェン(米国)と激突する。江陵アイスリーナで行われた昨年2月の四大陸選手権覇者。今季はGPファイナルで2位に敗れた相手だ。4種類5本の4回転を武器とする18歳は金メダル候補の一人。前哨戦で上を行き、弾みをつけたいところだ。元世界王者のパトリック・チャン(カナダ)、ミハイル・コリャダ(OAR)も自己ベスト100点台。各チームのつわものがそろった。

 宇野のSPでの起用について、小林芳子監督は「フリーに進むことが大前提で大きな目標。そこを考えて。フリーにいいバトンをつなげる演技をしてほしい」と説明した。羽生結弦(23)=ANA=は昨年11月のNHK杯で負傷した右足首への負担を考慮し、個人戦に集中する。宇野が好スタートを切り、5位までが進める決勝のフリーへ駒を進める算段だ。フリーは田中刑事(23)=倉敷芸術科学大大学院=が務める。

 団体戦はソチ五輪から実施された。初出場だった羽生はSPで首位に立ち、個人戦での金メダルへつなげている。宇野も流れをつかみたいところ。「思い切ってやって、少しでも貢献できるようにがんばりたい。また、その経験を個人戦に生かしたい」。104・87点は出場選手中の今季最高得点。絶好調男が、思う存分実力を見せつける。(高木 恵)

 ◆フィギュアスケート団体戦 男女シングル、ペア、アイスダンスの4種目中3種目以上の出場枠を持つ国と地域で、国際スケート連盟(ISU)の各種目ランク合計上位10か国が参加。予選と決勝で選手を交代することができる。ショートプログラム(SP)、ショートダンス(SD)で1位から10位までに10~1点が与えられ、4種目の合計上位5チームがフリーの決勝へ。予選と決勝の合計得点で順位が決定する。

 ◆14年ソチ五輪フィギュア団体戦 新種目として行われ、日本は男女SPに羽生結弦、浅田真央のエースを投入。2月6日の男子SPで羽生が首位に立つと、ペアが8位で、日本は4位につけた。8日の女子SPは浅田が代名詞のトリプルアクセルで転倒するも3位。アイスダンスは8位で、10チーム中4位で決勝に進んだ。決勝はフリーで争われ、8日にペアが5位。9日に男子の町田樹が3位、女子の鈴木明子が4位、アイスダンスは5位となり、予選との合計で5位。メダル獲得を逃した。優勝はロシアだった。

最終更新:2/12(月) 15:59
スポーツ報知