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島根県に生息するアリは82種類 ヒアリなど外来種は確認されず ホシザキ研究所

2/9(金) 10:46配信

産経新聞

 島根県に82種類のアリが生息することが、ホシザキ野生生物研究所(同県出雲市)の林成多(まさかず)・調査研究係長の調査で確認された。これまで同県内でのアリ生息の体系的な研究はなく、貴重な成果。20、25日に松江市で開かれる研究報告会で発表する。

 林さんは平成26年からアリの生息状況を調査。研究所周辺や雲南市木次町の森林を中心にフィールドワークを進める一方、県内で見つかった種を記録した過去の文献資料も詳細に調べた。

 この結果、計82種類を確認。このうち60種は、フィールドワークで個体を見つけた。環境省のレッドデータブックで絶滅危惧II類(近い将来に野生での絶滅の危険性が極めて高い)とされるトゲアリや、県版レッドデータブックで「情報不足」とされたダルマアリ、キバジュズフシアリなどの生息も確認した。

 一方、毒を持つヒアリやアルゼンチンアリなどの外来種は確認されなかった。

 林さんは「国内で見つかったアリは26年時点で296種類だが、島根県では研究が手つかずだったため、島根が生息分布域として認識されていない種も多い。調査地を広げれば100種類程度に増える可能性は高く、多彩なアリの生息地といえそうだ」と話している。

最終更新:2/12(月) 15:26
産経新聞