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大流行中のインフルエンザ! 熱が下がりにくいB型が増加中

2/9(金) 7:31配信

ウェザーニュース

シーズン当初からB型(山形系統)が流行

 大流行中のインフルエンザ。今シーズンは4種類のウイルスが感染を拡大させていますが、主力はB型(山形系統)です。

 昨年9月、早くも神奈川県横浜市瀬谷区でインフルエンザの集団感染が発生し、流行は約2ヵ月続きました。横浜市衛生研究所が検査したところ、山形系統のB型ウイルスでした。11月以降はA型ウイルスによる流行が拡大しましたが、過去にB型ウイルスが先行したことはありませんでした。

 ちなみに、今シーズンのインフルエンザ予防ワクチンには次の4種類の株が使われています。
 ・A型(H1N1)pdm09
 ・A型(H3N2)香港
 ・B型(山形系統)
 ・B型(ビクトリア系統)

 予防ワクチンは、そのシーズンに流行が予想されるウイルスの種類に対応して株が選定されるのですが、現在国内で流行しているウイルスはこの4種類です。幸い予想が的中したのです。
 ちなみに、A型(H1N1)に付いている「pdm09」は、2009年の新型インフルエンザ(パンデミック)のときに出現したもの。今やすっかり定着したのです。

 横浜市のデータによると、昨年11月、B型に遅れてA型による流行が始まった頃は、A型が9割近くを占めていましたが、徐々にB型(山形系統)の比率が増し、今年1月下旬には逆転してB型は全体の4分の3を占めるまでになりました。全国的にも同様の傾向を示しています。症状でみると、B型はイラストのような特徴があります。

複数回の感染が懸念される

 A型ウイルスは何種類もありますが、B型系統は大きく分けて「ビクトリア系統」と「山形系統」の2種類です。その名の由来ですが、1987年にオーストラリアのビクトリア州で分離されたウイルスなのでビクトリア系統、1988年に日本の山形県で分離されたので山形系統と呼ばれています。何もオーストラリアや日本が発生源というわけではありません。

 しかし、今シーズンは欧州や中国などでもB型(山形系統)が優勢なので、英国のメディアは流行中のインフルエンザを「ジャパニーズ・インフルエンザ(Japanese flu)」と呼んで解説しているほどです。

 横浜市衛生研究所・横浜市健康福祉局健康安全課は「横浜市インフルエンザ流行情報」を適宜発行していますが、2月1日発行の10号では次のように記載しています。
 「例年に比べてB型の流行が早いため、一度B型にかかった人がA型に感染したり、A型とB型に同時にかかる可能性もあり、注意が必要です」

 また、通常、1シーズンに同じ種類のウイルスに感染することはありません。免疫を獲得しているからです。しかし、別の種類に感染する可能性があります。

 今シーズン流行しているのは、先にも述べたように予防ワクチンに選定されたA型(H1N1)、A型(H3N2)、B型(山形系統)、B型(ビクトリア系統)の4種類です。運が悪ければ、今シーズン中(今年4月末頃まで)に最大で4回感染する可能性があるのです。
 そうしないために、すでに感染した人も感染予防を心がけてください。

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