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大雪の福井、燃料不足=スタンド4割休業―除雪追い付かず

2/10(土) 20:28配信

時事通信

 大雪の影響で福井県内の燃料不足が深刻化している。

 県が10日午後4時現在で県北部11市町のガソリンスタンド(GS)230店舗に電話で確認したところ、約4割が休業し、給油制限を行っている所も5割弱あった。県は「何らかの形で5割以上が供給できている」と強気だが、先行きは見通せない。

 「お店には、もうまるっきりない」。石油販売業者でつくる県石油業協同組合の担当者が嘆いた。これほどの燃料不足は初めてで、在庫がなくなり休業する店舗が相次いでいるという。

 県の調査によると、10日午後に営業していたGSは230店舗中、134店舗(58.3%)。このうち給油制限がないのは全体の約1割の24店舗にとどまる。37年ぶりの大雪を記録した福井市を含む福井地区は88店舗のうち37店舗が営業を続けたが、給油制限なしは2店舗だけだった。

 ガソリン、灯油、軽油のいずれかで給油制限している店舗では、利用者は1回に10リットル、1000円分など決まった量しか買えない。休業は定休日の所も含め96店舗だった。

 燃料不足は、大雪の影響で福井県坂井市沿岸の二つの貯蔵施設(油槽所)から各地のGSに輸送できないのが原因。県産業政策課と同組合によると、燃料を運ぶタンクローリーは大きく運転が難しいが、主要道路は除雪が追い付いていない。道路はがたがたで幅も狭く、タンクローリーは立ち往生してしまう。

 県などによると、GSに燃料がなくても油槽所には十分な量が確保されており、タンカーによる供給も続いているという。同組合の担当者は「タンクローリーが走れるようになれば、すぐに解決する」と一刻も早い除雪を求めている。 

最終更新:2/10(土) 20:55
時事通信