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「こんなコミック専用電子書籍端末を作ってほしい」 『SKET DANCE』篠原先生が描く“理想の端末”に同意の声集まる

2/11(日) 11:05配信

ねとらぼ

 漫画『SKET DANCE』や『彼方のアストラ』の作者・篠原健太先生が投稿した「こういうコミック専用電子書籍端末を作ってほしい」と描かれたイラストがTwitterで同意の声を集めています。

【画像】理想の電子コミック端末のストア画面

 イラストでは「紙の単行本と同じ読み味」という理想のもと、コミックスと同じサイズの折りたたみ式で、パカッと開いて見開きで読めるなどの説明が。画面のベゼルを極限まで狭くすることで見開きページを見やすく、またタチキリの表現も可能に。

 他にも元がカラーページならカラーで読めて、画面タッチでページが進み、端末の開閉角度も好きなところで止められるなど、端末のアイデアが細かく描かれています。

 篠原先生はその日、近所の本屋をのぞきに行ったところ4軒中2軒も閉店していたそうで、ニュースなどで言われる「コミックが売れなくなってきて漫画家が苦しい」という先には、本屋もつぶれていくという未来があることをあらためて実感。そこから負の連鎖で漫画家の状況がより厳しくなって「漫画文化そのものの危機につながっていく」と言われている現状について、残念ながら流れを変えることはできないという考えを述べつつ、「もっと電子書籍を売れるように工夫すれば少なくとも作家の存続には繋がります」と、まだ市場の小さい電子書籍を広めるための案として今回のイラストを投稿しています。

 また端末本体だけでなく、ストア画面案も「iTunes StoreやAmazonのように検索と購入をスムーズに行える」とイメージの湧きやすい例を挙げつつイラストで投稿。さらに書籍の整理画面では「本の管理は本棚風にわかりやすくeBookJapanのように背表紙を並べて表示」と、なるべく現実の本棚と近い見た目に、電子書籍ならではの「タイトル順」「作家名順」などの一発ソート機能を付けるなどの案を提示しています。

 この理想のコミック用端末には「そう、こういうの!」「本当にほしい!」などの同意の声が多く寄せられ、「コレなら見開きがちゃんと『意味ある』感じになる」と、現在スマホなどで読む際の大きな問題点が解消されるとして、これまで電子書籍が受け入れられなかったユーザーからも「これなら検討できる気がする」という声が上がっています。

 ちなみに2017年にKickstarterで人気を集めたPROGRESS TECHNOLOGIES社による『北斗の拳』全巻がまるで1冊の本になったかのような電子本「全巻一冊」や、ドコモから発売される折りたためる2画面スマホ「M Z-01K」など、それぞれで可能性を感じさせる端末の存在がコメントで上がるなどの反響も呼んでいて、同様の端末を望んでいる人が一定数いることがわかる投稿となっています。

 篠原先生も「各種問題があるのは承知の上での理想です」とツイートしているように、コストをはじめその他もろもろ製品化には難しい部分も多くある理想端末ですが、近いうちにできたらいいなという希望を胸に、今は好きな作品を(本でも電子書籍でも)買って漫画家・作家さんを応援するのが一番なのかもしれません。

画像提供:篠原健太(@kentashinohara_)さん

最終更新:2/11(日) 11:05
ねとらぼ