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一足先に黄金体験! 写真で解説するジョジョスマホ「JOJO L-02K」

2/11(日) 6:05配信

ITmedia Mobile

 2018年3月の発売を予定しているドコモの“ジョジョスマホ”こと「JOJO L-02K」は、「ジョジョの奇妙な冒険」の連載30周年を記念したモデル。2012年に発売した「L-06D JOJO」同様、オリジナルコンテンツが豊富にちりばめられた、ファン垂ぜんの一台に仕上がっている。

描き下ろしの壁紙

 しかしドコモの2017年冬-2018年春モデル発表会で披露された実機は、画面すら点灯しない状態で中身は全く見られなかった。2017年12月にオープンした特設サイトで、ようやく壁紙やコンテンツなどの詳細が判明したが、実機はどんな感じなのだろう。

 ……ということで、ドコモの担当者に取材しつつ、ジョジョに……もとい徐々に完成品に近づきつつある実機を触らせてもらった。インタビューに大半の時間を割き、ぬアアアめるよォオオオオにィィィィ見るまでは至らなかったが、可能な範囲で外観と中身を写真に記録した。インタビューは鋭意制作中なのでこうご期待。

 JOJO L-02KのベースモデルはLGエレクトロニクスの「V30+ L-01K」で、ハードウェアはほぼ共通している。約75(幅)×152(高さ)×7.4(奥行き)mmのボディーに約6型の有機ELを搭載。本体は丸みを帯びていて角もそがれているため、この世のどんなことよりも(手に)優しい。

●計算され尽くした背面のゴールド・エクスペリエンス

 カラーは「JOJO White」1色で、背面のガラスは光沢仕上げになっていて上質感がある。背面には第5部の主人公、ジョルノ・ジョバァーナのスタンド「ゴールド・エクスペリエンス(黄金体験)」が描かれており、スタンドの頭上にはジョルノがブローチとして身に付けていた「てんとう虫」が、周囲には王冠のようなアイテムがあり、高級オブジェのような雰囲気を醸し出している。

 このイラストのレイアウトにも注目したい。背面のデュアルカメラと指紋センサーは、ちょうど本体の中央に配置されているが、ゴールド・エクスペリエンスのイラストも上記のパーツに合わせてほぼ左右対称になるよう描かれている。荒木飛呂彦先生が、パーツとの位置関係を綿密に計算してイラストを描いたことが分かる。思わず「ああ! う…美しすぎます!」とため息をつかずにはいられない。

 カメラと指紋センサーの間にある「docomo」ロゴは、思い切ってなくしても良かったと思うが……。「ザ・ハンド」(第4部、虹村億泰の空間を削り取るスタンド)を使えたら削り取っていただろう。

●描き下ろし壁紙に込められたメッセージ

 描き下ろしの壁紙には、ジョルノ・ジョバァーナが遠くを見つめ、その横にブチャラディとトリッシュがたたずむ様子が描かれている。ゴールド・エクスペリエンスが中心にある背景をよく見ると、5部の仲間のスタンドがデフォルメされた形で描かれている。左からトリッシュの「スパイス・ガール」、ミスタの「セックス・ピストルズ」、ナランチャの「エアロスミス」、アバッキオの「ムーディー・ブルース」、ブチャラディの「スティッキーフィンガーズ」を確認できる。物語で途中離脱したフーゴの「パープルズ・ヘイズ」は残念ながら見当たらない。

 壁紙の背景には、曲線を描いた植物と柱が左右対称に並び、その中央にゴールド・エクスペリエンスがアイコンのように配置されている。これ、目を凝らすと植物が「G」、柱が「I」、ゴールド・エクスペリエンスが「O」に見える。つなげると「G」「I」「O」「G」「I」「O」……GIOGIO(ジョジョ)! ん、ジョジョの英語表記は「JOJO」でしょ? いや、第5部だけイタリア語で「GIOGIO」表記だったので「ジョジョ」で問題なし。何とも味わい深いイラストだ。

 ところで、L-06D JOJOには荒木先生のサインが背面に書かれていたが、JOJO L-02Kにはなし。残念……と落胆したところで見せてもらったパッケージの側面に「JOJO L-02K 荒木飛呂彦」のサインが! 背面のレイアウトを崩さないための配慮だと思われる。そして心なしか、パッケージに書かれたサインの方が“直筆感”が増しているように感じられて趣がある。

 パッケージも壁紙と同じイラストが描かれているが、側面を見ると、壁紙ではトリミングされていたトリッシュの脚やブチャラディの膝がしっかり描かれているので、見比べてみると面白い。

●起動するとアクアネックレスがお出迎え

 続いてソフトウェアも見ていこう。まずは端末の起動画面。L-06D JOJOでは防水の警告画面で「ゲブ神」(第3部の敵キャラ、ンドゥールの水を使ったスタンド)が登場したが、JOJO L-02Kではこれが「アクアネックレス」(第4部の敵キャラ、片桐安十郎の液体を媒介にするスタンド)に変更されている。アクアネックレスは、その名前とは裏腹にスタンドも本体(操る人物)もおぞましいが、その様子もしっかりと表現されている。うっかり水滴が付いたらスタンド攻撃を受けそうである。

●起動するたびに楽しめる壁紙

 テーマは第1部~8部をそろえた8つに、「オールスター」と「ブラック&ホワイト」を加えた計10種類を用意。ホーム画面を切り替えるごとに壁紙が変わる。さらに、原作のイラストに手を加え、ホーム画面にアクセスするたびに壁紙の背景やキャラクターが変化する仕掛けも用意。ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの攻撃を受け、ひたすらスマホのホーム画面を繰り返し見てしまい、スマホを操作するという真実に到達できなさそうである。

 「マチキャラ」は、L-06D JOJOのイギーに代わってセックス・ピストルズが登場。ピストルズは6人いるが、互いにけんかをするシーンもあるそう。

 バッテリー残量を示すウィジェットとして、L-06D JOJOと同じく「レッドホットチリペッパー」(第4部の敵キャラ、音石明の電気を操るスタンド)が登場するが、見せ方を変えた。L-06D JOJOではマンガのコマをそのまま切り取ったような形だったが、JOJO L-02Kでは背景にバッテリーのアイコンを加えて、よりウィジェットらしくなっている。

 新システムの「擬音モード」では、マナーモード中に通知が来ると、「ゴゴゴ」「トウルルルルーッ」など原作で使われていた描き文字の擬音が画面に現れる。ジョジョの世界観を壊さないよう、あえて音は出さないようにしているので、電話を掛けるときや着信を受けたときは、ドッピオのように自分で「トウルルルルーッ」と言おう。

 その他、スタンプとしても使えるメイシーンの画像や名言変換辞書、名シーンのセリフを入れ替えられる「JOJOエディター」、被写体の背景にスタンドを写せるカメラアプリ、歩数に応じて「STEEL BALL RUNレース」のコースを仮想体験できるアプリも、ファンにとっては「よだれ ずびっ!」のコンテンツだ。

●ラスボスと主人公のスタンドが共演する音楽プレーヤー

 主人公と敵スタンドが共演する音楽プレーヤーにも、担当者の並々ならぬ思いが込められている。L-06D JOJOでも、一時停止でDIOの「ザ・ワールド」、巻き戻しで吉良吉影の「バイツァ・ダスト」が発現するなど、時を操る能力(DIOは時を止める、吉良は時を戻す)と連動させる形で、ラスボスたちのスタンドを起用していた。一方JOJO L-02Kでは、ラスボスだけでなく、主人公たちのスタンドも登場する。

 ん、主人公って時を操る能力だったっけ? 第3部の空条承太郎はDIOと同じ時を止める能力(スタープラチナ・ザ・ワールド)を持っているので問題なし。一時停止で登場する。では他のスタンドは……?

 第4部の東方仗助が操る「クレイジー・ダイヤモンド」は壊れたものを一瞬で元の状態に戻す能力を持っているので、「直す→戻す」という解釈で曲戻しが可能。第5部のジョルノが操るゴールド・エクスペリエンスの進化形「ゴールド・エクスペリエンス・レクイエム」では、吹き飛ばされた時間を逆行させる描写があったことから、巻き戻しの操作に割り当てた。第7部のジョニィ・ジョースターが操る「タスク(ACT3)」は無限の回転を引き起こす能力にちなんでリピートの操作が可能。

 涙ぐましいのが第6部と第8部だ。6部の空条徐倫のスタンド「ストーン・フリー」は糸を操る能力を持っており、どう考えても時には結びつかない(糸だからといって)。8部の東方定助のスタンド「ソフト&ウェット」はシャボン玉を当てたものから「何か」を奪う能力を持つが、やはり時には関連しない。

 開発陣が散々悩んだ結果、ストーン・フリーはFAVORITE機能に割り当てた。徐倫が「プラネット・ウェイブス」との戦いに勝利したときに、ストーン・フリーが作った星印の糸から着想を得たという。このFAVORITEボタンを押すたびに「『ひとりの囚人は壁を見ていた…… 『もうひとりの囚人は鉄格子からのぞく星を見ていた』」という徐倫のせりふを思い出すはずだ。

 ソフト&ウェットについては「ミュート」ボタンを搭載。これを押すと「音」が奪われて、ソフト&ウェットが現れる。意図は理解「可」能だが、音楽プレーヤーに必要かは「理解不能」。だから気に入った。

 これらラスボスと主人公のスタンドは、同じ操作をしても複数パターンがランダムで現れるので、(1操作に対して1画像だった)L-06D JOJOよりもさらに楽しめる。また、JOJO L-02Kではウィジェットの音楽プレーヤーを操作しても、スタンドが登場するようになった。

 このように、1つの機能だけでも、語り出すと止まらなくなるほど見どころであふれているジョジョスマホ。「激しい喜びはいらない…そのかわり、深い絶望もない…植物の心のような人生を…」と思っている人も、3月の発売時には狂喜しているに違いない。

最終更新:2/12(月) 9:03
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