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茨城の企業の47%、今春入社の新卒採用が計画数下回る 東京に人材流出

2/12(月) 7:55配信

産経新聞

 今年4月入社予定の新卒採用を計画している県内企業の約5割で採用者数が計画を下回ったことが、常陽地域研究センター(水戸市)の調査で分かった。同センターは「景気回復に伴い大手企業が採用数を増やしていることに加え、若年層の東京圏への流出などが影響している」と分析し、「県内企業の採用環境が厳しくなっている」としている。(鴨川一也)

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 調査は昨年12月、県内主要企業を対象に実施。334社(製造業142社、非製造業192社)の回答を取りまとめた。

 調査結果によると、新卒の「採用計画がある」と答えた企業が全体の46・0%で、このうち47・1%の企業が「採用計画数を下回った」と回答した。「計画数通り採用した」が35・7%で、「計画数より多く採用した」が10・2%だった。

 企業規模別では、従業員30人未満の企業では「採用計画数を下回った」が52・9%で、「採用計画数通り採用」は17・6%にとどまる。一方、従業員300人以上の企業になると、42・9%が「採用計画数通り採用」し、「採用計画数を下回った」は40・0%だった。30人未満の企業からは「求人を出しても、学生が応募しない」との声が多く聞かれたという。

 また、業種別でみると、非製造業は製造業に比べ、「計画数を下回った」と回答した企業の割合が多く、建設業や運輸・倉庫業からは「業界のイメージアップが課題」「ドライバーや技術者の応募が少ない」などの意見が多かったという。

 計画数を下回った企業に採用計画数が下回った理由を尋ねたところ、「応募者の不足」が69・4%と突出して多く、次いで「内定辞退」が13・9%、「採用基準を満たす人材の不足」が12・5%だった。

 人員確保に向けた対応策については、「中途採用」が60・3%と最も多く、「パート・アルバイトの採用」が37・0%、「派遣社員の採用」が24・7%だった。

最終更新:2/12(月) 7:55
産経新聞