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寒波重なりサンゴが白化 和歌山沖「黒潮大蛇行」も影響

2/11(日) 20:38配信

朝日新聞デジタル

 たび重なる寒波に加え、暖かい黒潮が紀伊半島から遠ざかる「黒潮大蛇行」が昨秋ごろから発生し、和歌山県の海に異変が起きている。海水温が極端に下がってサンゴが白化したり、寒さに弱い魚が凍死したりしている。

【写真】水温が下がり、イソギンチャクの前で横たわったクマノミ=9日午前、和歌山県田辺市沖、加藤諒撮影

 田辺市の沖約2・7キロにある「沖島」。9日、水温14度の海に潜ると、サンゴの群落の中で、テーブル状の「クシハダミドリイシ」の一部が白くなっていた。サンゴの中で共生する植物プランクトンの「褐虫藻(かっちゅうそう)」が、低水温のストレスで抜け出し、緑や茶の色が白くなる「白化現象」だ。このままの状態が長引き、褐虫藻が戻らないと死滅してしまう。

 周辺では、クマノミやワカウツボなど寒さへの耐性がない魚も動かなくなったり、死んだりしていた。

朝日新聞社