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<五輪フィギュア>宮原、回転不足響くも「悪くはなかった」

2/11(日) 20:47配信

毎日新聞

 ◇フィギュアスケート 団体・女子SP

 演技後のガッツポーズとは裏腹に、宮原の得点は伸び悩んだ。指標にしている70点に届かず、一瞬けげんそうな表情を浮かべる。それでも「大きなミスはなかったし、気持ちよかった」と、笑顔で五輪デビューを終えた。

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 回転不足を取られがちなジャンプの課題を克服できなかった。冒頭のルッツ-トーループの連続3回転ジャンプは、二つとも回りきっていないという判定。跳び上がりがやや小さかったことも審判の支持を得られなかった要因か。昨季の左股関節疲労骨折からの回復過程を考慮しながら徐々にジャンプの本数を増やした練習の成果は出しきれなかったが「悪くはなかった」と前向きにとらえた。

 際だったのは、たおやかな舞だ。芸者が主人公の映画「SAYURI」の楽曲は、京都育ちの宮原にはぴったり。「激しいものよりは、しっとりとした動きが私は得意。日本らしさを出せる」。世界が注目する舞台で、その狙いはしっかり伝わっただろう。

 以前は消え入りそうな声だった19歳は、海外メディアの質問にも「もっと緊張するかと思ったけど、とても楽しかった」とはっきりとした口調で応じるまでになった。メドベージェワに付けられた点差は12.11。個人戦で少しでも埋められる自信も、今はある。【岩壁峻】

最終更新:2/11(日) 20:57
毎日新聞