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<五輪アイスホッケー>急造の合同チーム、不満改めてにじむ

2/11(日) 21:02配信

毎日新聞

 アイスホッケー女子の南北合同チーム「コリア」が10日のスイス戦に0-8と大敗したことで、チーム内からは政治主導で急に決まった合同チーム編成方針への不満が改めてにじみ出た。ただ、監督や選手は気持ちを切り替えて12日のスウェーデン戦に臨む。

【写真】統一旗を振って入場行進する「コリア」選手団

 スイスは世界ランキングで格上のチームだが、あまりの点差の大きさに試合後、コリアの多くの選手はショックを隠せない様子だった。主将のパク・ジョンアは会見で「多くの努力をしたにもかかわらず、こんなに点差が開いたことに失望したのは事実だ」と語った。

 大敗の理由に監督や選手は、北朝鮮選手12人が先月25日に合流してからわずか2週間で五輪本番を迎えた時間的制約を挙げた。マリー監督は「昨年7月に合同チームができていたら、1シーズンかけて北朝鮮選手と練習ができた」と悔やみ、ベテラン選手で2017年に韓国籍を取得した米国出身のランディ・グリフィンも「北朝鮮選手の技術は水準以上だが、戦術などのシステム習得が最大の問題だった」と指摘した。

 チェ・ジヨンも試合を振り返って「(南北の選手の)呼吸が合っていたとは考えていない」とチームプレーの困難さを強調。記者団の「韓国選手だけのチームであれば、より良い結果だったと思うか」との質問には「言いにくいし、答えたくない」と返答を避けた。

 アイスホッケー女子のコリアは韓国選手23人と北朝鮮選手12人の計35人で構成され、各試合でベンチ入りする22人に北朝鮮選手を3人以上含めることが定められている。マリー監督はこの日も3人を起用した。【米村耕一】

最終更新:2/11(日) 21:58
毎日新聞